2015年, 日本, 121分
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を思わせるパッケージです。
あらすじ
城東第三中学校に教師となって母校に戻ってきた涼子。彼女は校長に、中学生の時にあったことについて語り始める。・・・ホワイトクリスマスの中2の終業式。登校してきた涼子は野田と裏門でクラスメイト柏木卓也の死体を発見する。冬休み最後の日、涼子の自宅と校長の元に速達で「犯人は大出だ」という告発状が届く。学校や警察、マスコミの大人たちから真実を語られないまま卒業を目前に控えた涼子は、真実を突き止めるため自分たちで裁判を行おうと立ち上がる。
キーワード
☆同級生の死
☆正義
☆偽善者
☆被害者
感想
金曜ロードショーにて2週に渡って放送されるというので、テレビで張り切って初鑑賞です。
原作は、小説家でお馴染みの宮部みゆきさん。
過去を振り返って語っているからでしょうか？
親たちの服装だけでなく、演技までが、なんだか全体的に古い感じがかもしだされています。
言い訳をする担任教師。
これ以上生徒たちを傷つけたくないという理由で、届いた告発状をなかったことにしようとする学校の教師と警察。
情報を聞きつけ内容を盛るマスコミなどなど。。。
大人のズルさと非力さとを痛感させられる作品でした。
クラスメイト・柏木卓也の死に、何が隠されているのでしょうか。後編が気になります。
気になる出演者
オドオドした新任教師役は、映画『ちいさいおうち』でベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞されている黒木華さん。
我が子が可愛くてしょうがない母親役には、映画『八日目の蝉』で日本アカデミー賞やブルーリボン賞を受賞している、永作博美さん。
子ども思いで優しそうだけどちょっと無理をさせがちな父親役に、映画『間宮兄弟』でこちらも数々の賞を受賞している、ドランクドラゴンの塚地武雅さんが出演。
演技派の方々が多数出演しています。
ビックリしたのが、主役の藤野涼子役のお名前が藤野涼子さんと役名とおんなじだったこと
オーディションで選ばれた新人女優さんだそうで、役名をそのまま芸名にしたのだとか（ウィキペディアより）。
気持ちが弱いところもあるけれど、しっかり一本芯の通った女の子という役柄がとっても似合っていて、自然な演技が印象的でした。
今は学業に専念するため休業中と書いてありましたが、2016年の6月18日に公開予定の映画『クリーピー偽りの隣人』で隣人西野の娘役で出演しているようですね。
今後のご活躍が楽しみな女優さんです。
テレビで翌週放送された後半についても書いてます。
→映画『ソロモンの偽証（後編）裁判』について書いた記事はこちら
心に残る台詞
☆泣いて済む問題じゃない
観てよかったか？
５点 大変良かった！
４点 良かった
３点 ふつう
２点 ん～～～
１点 所々寝た（とばした）
０点 見るのを止めた
もう一度観たいか？
５点 もう何度も観てる
４点 観たい
３点 観るかも
２点 何とも言えない
１点 できれば他の作品を
０点 記憶から末梢したい…
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ブー子