(更新 2016.06.16)

9点『ゼロ・グラビティ』生きたい気持ちが奇跡を起こす

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2013年, アメリカ, 91分
身近に宇宙を感じます。

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あらすじ

宇宙空間で突然事故が発生。データ通信システムの修理をしていたメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士とミッション・コマンダーのマット・コワルスキーの他、今まで和やかにおしゃべりしながら仕事をしていた仲間が一瞬のうちに命を奪われてしまった。通信は途絶え、残り少ない酸素と自由がきかない無重力という宇宙間に取り残されてしまった2人は一体どうなる…??

キーワード

☆宇宙
☆事故
☆生還

感想

映画館はもちろん、DVD・ブルーレイで見たい、興奮する映画おすすめの1本です。

宇宙空間を体験したことないけど、本当に宇宙で撮影しているんじゃないかと思わせられるほどの臨場感あふれる映像にビックリです

以前に見た『インター・ステラー』という作品を観た時のような興奮を思い出しました。
→映画『インター・ステラー』について書いた記事はこちら

フジテレビの「宇宙週間」最終日、2016年6月10日(金)に地上波初放送ということで「ちょっと観てみよっかな」くらいの感覚で見始めたら、すっかりドハマリしちゃいました。

何が良かったって、放送直前に番組ナビゲーターとして斎藤工さんが見所を教えてくれたこと。
映画は、なんの情報なしに見るのもおもしろいですが、知ってて損なしな情報ばかりで興奮度がさらにUPです。

まずは特殊空間 宇宙の映像
エマニュエル・ルベツキさんが撮影を手がけたもので、彼がいたこそ実現した映像だとか。
確かに、この映像を見るというだけでも十分に観る価値があるといっても過言ではありません。

そして冒頭13分のワンカット・長回し
↑ここですっかり作品に入り込みました。この後すぐにCMが入り、一度呼吸を整えるのに丁度よかったと思ったほどです。
↓まとめて書いてます。

その他実はテレビ向きというこの作品。
大きい画面で鑑賞するに勝るものはないと思いきや、宇宙服の顔の部分に反射する地球など、小さい画面だからこそじっくり見られるというメリットもあるということに気付かされました。

またライアン・ストーン役のサンドラ・ブロックさんの一人舞台とも言っていましたが、まさにその演技は圧巻です!
前半だけに出演かと思われた同僚マット・コワルスキー役のジョージ・クルーニーさんの存在も最高!彼女を勇気づける歌や、絶体絶命の事態にも関わらず、ずっとしゃべり続ける彼の優しさに感動です。

諦めそうになりながらも何度も気を震い立たせるライアンの姿に、それから最後まで手に汗握るストーリーに最後まで興奮しっぱなしの作品でした。

人生も、問題を解決したらまた新たな問題発生の繰り返し。
緊迫した状況の中で、どれだけ冷静に問題に向き合えるかが鍵ということですな。

やっぱりおもしろい『シーンガイド』
CM中「dボタンでスマホなどでゲームがダウンロードできる」とあったので早速押したら、なんと!作品の裏情報までありました。
シーンガイドマニアとしては、なるべく抑えておきたいこの情報。
気付いたシーンからですが、備忘録として書いておこうと思います。(以下、dデータの『シーンガイド』より)

・本物の宇宙服は幾重にも重なる保護素材と体温調節と酸素供給のシステムが付いているため、非常にかさばる上に重い。タイヤの中に入っているような感覚。

・宇宙船内の無重力空間の撮影は、複数人のパペッティア(人形師)にて無重力を表現したとのこと。肩に4本、腰に6本、足首に2本のワイヤーを装着し、複数人のパペッティアによってアナログ手法としては映画市場最も自然な無重力表現。

・狭い宇宙ステーションの中を移動するシーンでは、カメラアングルや照明の具合をコンピューターで制御し、4096個ものLEDと196枚のパネルで構成された「特製ライトボックス」を使用。

・宇宙空間では音がしないという事実をリアルに再現しているため、宇宙での爆発シーンでも爆発音は聞こえない。

・本作は、実写とコンピューター・アニメーションとCGIが組み合わされ、セット、背景、さらには衣装までコンピューターで創り出された。

・原題 ―Gravity―
「僕たちにとって”重力(グラビティ)”というのは単に人の足を地に着けておくためのものではなくて、人々をつねに故郷に引き戻す力なんだ」ホナス・キュアロン(脚本家)

ストーリー

※内容を書いてます。
 
内容とCMのタイミング
テレビ鑑賞するとどうしても入ってしまうCMですが、入るタイミングが絶妙でした。
CMが入った時間と共にストーリーをお届けします。()内はブー子の心境です。

21:16 船外活動中、宇宙ゴミが勢いよく襲ってきて、次々といろいろな物にぶつかる。
21:23 ライアンが宇宙空間に投げ出され彷徨っていたところ、マットに助けられる。
21:30 コックピットにいた仲間が全滅していた。
21:39 紐がライアンの片足にどうにかひっかかり、マットを片手で掴めたが…。
21:50 国際宇宙ステーションISSに戻って空気いっぱい吸って落ち着くライアン。

火災発生。切り離し脱出するが→宇宙船ヨーヨー状態。
ひっかがっているパラシュートを外すために、鼻歌を歌いながら宇宙空間へ出るライアン。(どんな心臓を持っているのだ…。)
そこへまたもや宇宙ゴミが襲ってきて、ISSの大半が壊されてしまう。
船内に戻り、ほっと一息。しかし今度はエンジンが始動せず、キレるライアン。それでも必死にヒューストンに無線を送ろうと試みる。
22:10

無線を試みた結果、アニンガという外国語しか話せない男性とつながる。犬の鳴き声や赤ちゃんの泣く声が聞こえ、自分の亡くなった子どものことを思い出す。子守唄を聞いているうちにライアンは宇宙船のスイッチを切る。目をつむった直後、突然ドアを叩く音と共にドアが開く?!(な・なんで?!マットが生きてた!!)
22:19

予備のバッテリーを見つけ13時間以上宇宙を彷徨っていた(ことになる)マットが船内に現れる。何か地球に戻る方法があるはずと言われ希望を持ち直し目を開ける…そう、それは幻覚だった。これがキッカケで再び生きようと思い直すライアン。
22:28

頭をフル回転させ、宇宙船に「3m上空?」と思わせて、着地のスタンバイをさせる方法に望みを託す。無事に中に入ったけど、みんな中国語のスイッチに困惑。とにかくボタンを押す。
「どっちだっていい、結果がどうであろうと最高の旅よ」と言って笑うライアン、そして宇宙船は起動し地球に向かって猛スピードで進み出し、分解する。
22:38

(dデータの画像も、宇宙船の窓の外が内容とリンクして燃え出した!)
海の中にザッパーン!
いろんな言語で通信が入ってくる。迎えに来るという言葉も聞こえる。身体が思うように動かない上に壊れた船内に水が入り込み、海に沈んでいく。(脱出してーーーー!)
泳いで外に逃れ、水面に顔を出すことができたライアン。

空気、緑の葉っぱ、ハエ、青い空に雲が見える。
大地に足をつけ立ち上がり、一歩また一歩と踏み出す。

―――THE END―――

心に残る台詞

☆俺がカッコよすぎてびっくりしただろう
☆ここは居心地がいい …生きる意味がどこにある。
☆問題は今何をするかだ

印象的なシーン

☆宇宙空間の映像美
☆ぐるぐる回転が止まらないシーン


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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