ブー子が独断と偏見で選ぶ、勝手にランキング第二弾。
今回は、映画に見る『理想のお父さん・お母さんランキング』です!
第3位:『リトル・ミス・サンシャイン』のリチャードとシェリル
初めこそ、問題山積みな家庭のお父さんとお母さんですが、娘のオリーヴの夢であるミスコンテストに参加させたいと思う気持ちや行動は、バカにすることはできません!
特に、成功する保証は何もない夫の仕事や行動に付いていける忍耐力と、夫に負けない程の行動力がある妻の存在は大きい。
さすがに家の財産をつぎ込んだ仕事が失敗した時には、怒りが爆発してましたが
「イヤだ」と言ったところで止めない夫の性格を分かった上での妻の対応は勉強になります。
行動に難ありなグランパと、伯父のフランクまでも家に迎え入れるところも、みんなまとめて一緒に旅してしまおうというところも、とにかくすごいです。
…ということで、双方が萎縮することなく、互いにやりたいことを言い合える夫婦ということで、第3位にランクイン。
→映画『リトル・ミス・サンシャイン』について書いた記事はこちら
第2位:『魔女の宅急便』のお父さんとお母さん
出番は少なめですが、まだまだ手元においておきたい年頃の娘の成長を応援する姿は、尊敬に値します。
まずはお父さん。
楽しみに待っているだろう娘・キキのために、家族でキャンプをするための道具一式を持って帰ってきた直後に聞かされた「今夜出発する」という、キキからのドタキャン&衝撃の旅立ち宣言。
その後、慌てふためくものの、娘が急遽決めたことに反対することなく、テキパキとご近所さんに連絡をしたり、娘の成長をしみじみと感じたりする姿には、もはや感動すら覚えます。
13歳という娘を修行に出すという魔女のしきたりと娘の気持ちを理解し、送り出せる父の強さに拍手です。
そしてお母さん。
自身もこの地へやってきた時と同じように(魔法の薬を作っている時のおばあちゃんとの会話で見て取れる)、伝統を重んじ、娘と一緒に旅の支度を進め、出発を見守る姿には感慨深いものがあります。
キキの、まだ上手とは言えない飛行にヒヤヒヤしつつ、姿が見えなくなるまで気丈に振舞う姿、夫に支えられながら見送る姿に、見ているこちらまでホロっとさせられてしまうのです。
魔女の血ではない家庭でも、伝統を伝えることはいくつもありますね。
家庭の味や、伝統行事を楽しむことなど。
代々伝わることの意味を自分たちなりに考え次の代に受け継いでいくことが、子どもの大切な心を育てるキッカケになるのではないかと考えさせられます。
もうすぐ、桃の節句ですね。
娘さんがいらっしゃる方には、ぜひ時間を作ってお雛様の準備や片付けを一緒にして、成長を感じ、お祝いしてあげてほしいと思わずにはいられないブー子であります。
仲が良い家族、何でも話せる家族、このままずっと一緒にいたいと思える家族もステキですが、そこから一歩踏み出そうという子どもを信じ背中を押せる親の姿に、ステキな家族のあり方を見せてくれたキキのお父さんお母さんが第2位です。
→映画『魔女の宅急便』について書いた記事はこちら
1位を発表する前に、ちょっと一息。
番外編 「こんな親はイヤだ」
第3位:『アメリ』より
医者であるお父さんは、娘のアメリを心臓病と誤診。心配性だというお母さんの性格も災いし、過保護?に、閉鎖的に育ててしまうというところが残念なり。
→映画『アメリ』について書いた記事はこちら
第2位:『少年と自転車』より
お母さんが亡くなり、お父さんが息子のシリルの育児を放棄。一緒に住めない理由がちょっと勝手すぎやしませんか?「自分のことしか考えられないから」というような態度が何とも悲し過ぎます…。
→映画『少年と自転車』について書いた記事はこちら
第1位:『レオン』より
麻薬をくすねるは、娘・マチルダへ暴力は日常茶飯事だという父と、放任主義?な母には出る言葉もありません。
→映画『レオン』について書いた記事はこちら
それではいよいよ、『理想のお父さん・お母さん』第1位の発表です。
第1位:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』の ひろしとみさえ
賛否両論ありそうな野原家ではありますが、素直で、人間味溢れる姿は、注目すべきところ満載です。
叱るを越して怒る、だらしない、八方美人、いいカッコしい、足が臭い、いびきをかく…。
まぁ、出てくる出てくる、気になるところ。
その代わり(?)、とにかく子ども・家族思いで、団結力が半端ないところがピカイチ!
家族をやってちゃ、そりゃ〜ダメなとこ、カッコ悪いところだって見えますよ。
しかしその先にある、諦めにも似た感情から芽生えたかのような家族の繋がり方がアッパレなんです
『ドラえもん』の映画版で、ジャイアンがみんなを助けるヒーロー気質が際立つシーンがあるように、『クレヨンしんちゃん』の映画版には、「更に家族の結束力がパワーアップ」という暗黙のお約束的シーンがあるのですが、そこに見る「ひろし」が家族を守る姿に、とにかくおもしろカッコイイ男を感じ、男気溢れる言動に「惚れてまうやろ〜!」な訳です。
この作品では、
・息子が過去にタイムスリップしたことを確信し「しんのすけのいない世界に未練なんてあるか?」とみさえに言う
・車で逃げるのを留まり戦に参戦する←ちょっとやけっぱち
・敵の大将相手に健康器具のボディーブレードでしんのすけを助ける←ちょっとドジ
などなど。
その行動に付いていける「みさえ」がいなければ成り立たず、互いに必要な存在であるという夫婦の関係と、彼らがつくり上げる家族のあり方に魅せられてしまうのです。
→映画『クレヨンしんちゃん戦国大合戦』について書いた記事はこちら
多少強引な部分はありますが…、
以上!映画に見る『理想のお父さん・お母さん ベスト3』でした!!
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