満点『レオン』迷った時はオリジナル版を見よう

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1994年, フランス、アメリカ, 110分
オリジナル版(劇場版)を鑑賞
レオンとマチルダの関係は家族の愛か?それとも男女の愛か?

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気になる劇中曲

『Shape of My Heart』

 

感想

レオンの人柄、2人の関係、アクションシーンと、みどころいっぱい!

ニューヨークのイタリア人街に住むレオン(ジャン・レノさん)は、凄腕のスナイパー。ある日、隣人の家族が麻薬を隠し持っていることを理由に、スタンフィールド(ゲイリー・オールドマンさん)率いる部下に殺される。その危機を偶然逃れたマチルダ(ナタリー・ポートマンさん)は、レオンに助けを求め、2人は一緒に住むことになる。

スナイパーだけど、心は優しくピュアなレオン。
マチルダの弟を思う気持ちを知り、彼にしかできない方法で彼女を助ける姿に手に汗握ります。

リュック・ベッソン監督のハリウッド初監督作品
マチルダ役は、2000人から選ばれたというナタリー・ポートマンさん。
色気もあり、小生意気な少女という役柄にすっぽりハマったこの作品がデビュー作だというのだから驚きだ

街もキレイ
独特のカメラワークも魅力の一つです。

おまけ

※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
もう少しで脱出できる!という所で忍び寄るスタンの姿。明るい外の景色が、レオンの視線となって崩れ落ちていく。
ただ見ているだけで止めることもできず、レオンが銃弾に撃たれてしまうのをじっくり見届けるという、この何とも憎い演出がすごい

そして、麻薬取締局のスタンが本当に怖い
薬を口にし首をコキっと鳴らす仕草や、「もうこの人、正気じゃない」という雰囲気、成り立たない会話や、部屋の間仕切りのビーズのカーテンをスイーッと分けて入ってくるシーンなど、異常感溢れ過ぎててゾクゾクしてしまいます。

レオンとマチルダの愛について考える
お互い、孤独で愛に飢えていた者同士。
素直に「愛してる」と口にするシーンがある。
レオンとマチルダが一緒に過ごす日々は、お互いにとって今までにない安らぎのある時間であり、夢を見られたレオンにとっても幸せな時間だったのだという事が分かる。

レオンはマチルダくらいの時に、知らない地にやってきて、この世界に入るしかなかった。だから、家族の愛も知らず、恋人もいたことはない。レストランのおやじさん(イタリアン・マフィアのボス)も、レオンに優しく接する。しかしそれは、仕事を斡旋するからで、自分にメリットが大きいから…。何も分からず、腕が確かなレオンは、都合のいい掃除屋さん。文字も読めないレオン、彼のためのお金など取っておいてはないだろう。
今まで言われた通りにしか仕事をしてこなかったレオンにとって、感情はむしろ余計なモノ。マチルダを守りたいと思ってしまった感情は、やはり、彼の終わりを意味するのか。(映画のセリフから、想像少々)

植木のお手入れシーンや、映画を心から楽しむシーンなどを見ると、なんて心優しいピュアな人なんだと思わせられるレオンの人柄

もし助かって、遠い国でマチルダと一緒に暮らすというのは実際問題難しいだろう。
しかし、2人の時間がずっと続けばいい、助かって欲しいと思わせられてしまうのだからしょうがない。

最後に、マチルダの「弟の仇」をうって、キレイに豪快に幕を閉じてくれた彼のことを思うと、心がジーンと熱くなる。
これは、家族を越えた究極の愛と言ってもいいのではないだろうか。

心に残る台詞

☆死に直面した時 命の尊さがわかる

印象的なシーン

☆レオンの最初のお仕事シーン
☆アパートの階段で2人が知り合うシーン
☆マチルダがレオンの部屋のドアの前で助けを求めるシーン
☆モノマネ当てゲームのシーン
☆ラスト、レオンがマチルダの願いを果たすシーン


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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