2012年, 日本, 68分
名台詞「コンソメ食べたい気分だったけど、塩は塩で食べてみるといいもんだね」
感想
題名の意味が解けた時、自分を認めてもらいたい、ちょっと生きるのに不器用な男の健気な生き様に感動です・・・。
今村の仕事を見ている若菜。今村の仕事はなんと「空き巣」。尾崎という野球選手の家に入ったけれど、一向に物を取る気配はなく、筋トレしている今村。するとそこに1本の電話がかかってくる。戸惑う2人だったが、留守電に吹き込まれる話の内容に黙っていられなくなった今村は、声の主に会いに行くことにする…という、お話。
そんな彼と若菜の出会いも、空き巣に入っている最中にかかってきた電話がキッカケというのがおもしろい。
「ぶっ飛ばすぞ!」が口癖の女性・若菜役は、2015年の12月に最終回を迎えた、テレビドラマ『サイレーン』で、正義感強い真面目な刑事役がはまっていた、木村文乃さん。
主人公・今村忠司役は、空き巣に入ることは「悪人を懲らしめること」という理由に納得したり、ちょこっとちょこっとヌケてたりする、なんか憎めないキャラクターの濱田岳さんです。まるで、ほっとけない子犬のような独特な存在感を放つ彼と、中村親分(後に専務)のやり取りは、なんかホンワカします。
初めは、今村の妙な行動に疑問たっぷりですが、徐々にその意味が分かっていく…、最後は彼を応援してしまうかも?!
因みに、ブー子は『ポテチ』のシーンで、「これは、もしや○○○○○では?!」と、彼の隠された秘密を予想。
通行人として竹内結子さんが、映っているとかいないとか?!(このシーンを探すため、もう1度見なおしてしまった)
エンドロールの途中にも、ステキな出来事が待っているので、見逃せません!
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
若菜の言葉に涙する今村の涙。自分に重なってしまったのですね…。
今村の持つ様々な気持ちを考えると、母に「なんであなたは…」と、言われ続けてきた悲しさよりも、母のことを思っての感情の方が優っていたのだろうなぁ…、と、切なくなってしまいました。
親が悩む作品といえば『そして父になる』でしょうか?
→映画『そして父になる』について書いた記事はこちら
★おまけ★
竹内結子さんが出演しているシーンって、中村親分が若菜が落ちるのを防ぐために手を広げて待っている時のスローシーンで、上を見上げる通行人の人でしょうか?
心に残る台詞
☆世の中無理なことばっかりねぇ
☆間違えてもらって かえって良かったかも
☆失敗したことばっかりじゃなくてさ 俺がいいことしたことも言ってくれよ
印象的なシーン
☆電話で説得するシーン
☆野球の試合のシーン
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
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ブー子