(更新 2016.04.11)

NHK『精霊の守り人』壮大な劇?!第三話を語る

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2016年4月5日に、フランスのカンヌで開催されている国際映像コンテンツ見本市『MIPTV』で、この『精霊の守り人』の4K版がプレミア上映されたというニュースがやっていました。

演技や映像の迫力に引き込まれた、というお客さんのコメントもありました。

最近、近くにある図書館で上橋菜穂子さんの本を探しましたが、『精霊の守り人』のその後の物語『天と地の守り人 第一部』しか置いてなかったなぁ。このままNO情報のままでいこうか、それとも、本を読んでしまおうか…悩むところです。

それでは第三話も、感想を少し、あらすじをたっぷり書いていきます。

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感想

先週、新ヨゴ国の武人・ジンに襲われている最中、化け物にような姿の見えないものにも襲われ、結果、逃ることができたバルサとチャグムの仲間たち。

チャグムが見る普通の人には見えない『ナユグ』という異様な世界観と、フランスのイベントにも参加されたトロガイ役の高島礼子さんの変装(変身)っぷりに、びっくりぽんです。

しかし精霊といえど、カラダの中に卵を産み付けられ、なおかつ父から命を狙われたら嫌ですよね。それに加え、得体のしれないモノから、その卵を狙われ、もし食べられてしまったら命がないという事実を知らされれば、怖くて「なんで私なんだ!」と嘆きたくもなりますわな

今回は、そんな現実にも、めげずに立ち向かおうとするチャグムの成長と、父である帝が、息子の力を怖れていることをひしひしと感じた回でした。

時々、学芸会の劇を見ているような感覚にとらわれるブー子。
実は、このまま見続けようか止めてしまおうか、気持ちが揺らいでおります

第一話
→『NHK『精霊の守り人』を見る人』について書いた記事はこちら

第二話
→『NHK『精霊の守り人』がおもしろい!第二話を語る』について書いた記事はこちら

第三話「冬ごもりの誓い」あらすじ

※おおまかな内容を書いてます。

バルサと戦っていた最中に地面から吹き出る黒い煙に襲われ、左腕を無くしたジンが意識を取り戻す。
怪我の処置が施されているが、その家に人影はない。

一方、バルサ・チャグム・タンダ・トロガイの4人は、チャグムと彼に産み付けられた卵を守るために、冬を越せる場所を見つけるため険しい青霧山脈を歩いている

【青霧山脈にある洞窟】
以前、バルサが住んだことがあるという洞窟に到着した4人

どのように産まれるか分からないニュンガ・ロ・イムの卵。

「どうして?」と頭を抱えるチャグムに対し、「ナユグの方があんたを選んだ あんたのせいではない」となだめるトロガイ。

洞窟で食事をしている時、トロガイは、水の神「ヨナ・ロ・ガイ」と、土の神「ジュチ・ロ・ガイ」の話を聞かせる。

トロガイ「この卵を守るんだよ」
バルサ「私が守るのは卵じゃない」

洞窟の外では雪が降っている。

バルサ「穴にいれば 嫌なことは忘れられる」
チャグム「自分のことは忘れられている」
バルサ「だけど あんたは一人じゃないよ

【新ヨゴ国の王国】
ジンは、帝と聖導師の前で戦いの結果を報告をする。

帝「この者を消せ」

別室に連れられて行ってしまうジン。

庭では二ノ妃が聖導師と話をしている。
一ノ妃が皇太子と楽しそうに過ごす姿を遠くに見ながら、自分の息子チャグムがあの皇太子と何が違うのかと考える。
聖導師はチャグムが干ばつから守る神に選ばれし者、それに帝も気付き、自分より神に近い存在に…と言って言葉を濁す。

【青霧山脈の洞窟】
チャグムは目が覚め、外にある食料の干物を取ろうとした時に、黒い煙に襲われる幻覚を見て気を失ってしまう

チャグム「どうして私なのだ」
バルサ「あんたの気持ちはよく分かる」となだめながら、子どもの頃、自分もどうして?どうして?と悩んでいたこと、弱かったことを打ち明ける。

チャグム「どうして強くなったの?」
バルサ「そう変えてくれた人がいた」

バルサはチャグムに、自分の過去の話をする。
『自分が6歳の時に、北にあるカンバル王国で医術師だった父が、ログサムから娘を殺すと引換に王を毒殺するように脅され、それに従うしかなかったこと』『その前の年に母が亡くなったこと』『秘密を知っている父をログサムが生かすはずもなく、彼らから守るため、武人である父の親友・ジグロに託されたこと』『自分の地位も国も家族も捨てた父の想いを受け取ったジグロのこと』『父が盗賊に殺され、自分も一生カンバルには戻れない、命を狙われる身となり、ジグロから武術を習ったこと』

チャグム「自分を守るため?」
バルサ「カンバル王を倒すため」

【回想】
ジグロはバルサと一緒に、国が放った討ってから逃げるため旅に出る。
バルサを生かすために仲間を殺すしかなかったジグロは、15年に8人の仲間を殺し、力尽きてしまう。

バルサ「お父さん 私が8人を助けるから」
ジグロ「人を助けるのは 殺すより難しい」「幸せだった」そう言って目をつむる。

【洞窟】
チャグム「だから助けてくれたの?」
バルサ「憎しみは新たな戦いを生むしかない」そう答えながら、焼き魚を食べる。

チャグム「お願いがある 武術を教えてくれ」「何と戦えばいいか分からない 母のためにも生きたい バルサと一緒に戦いのだ 私に槍を教えてくれ 教えてください」頭を下げるチャグム。ついに本格的な特訓が始まる。

バルサ「泣いてる暇はないんだよ」
練習に励み、自ら食事をよそい、たいらげるチャグムの姿。

【新ヨゴ国】
ベッドの上で高熱で苦しむ皇太子・サグムと、原因が分からず困っている医術師の姿。

帝「水がもとだ!」「王子が一度にいなくなったら民が不安に思うだろう」「どちらも消すことはできぬ」

帝は使いの者にチャグムを呼び戻すように命じると、部屋の前に見える滝に怯えるかのように部屋の扉を閉めさせ、トマトを頬張る。

【地下室】
国の秘密が書かれているという石版を読み解いているシュガのもとに、取引をしたガカイが情報を聞きに食事を持ってやってくる。
シュガは、トルガル帝とその王を操ったナナイ大聖導師のこと、ナナイは見ることができたという『ユナグ』の世界のことなど、読み解いたことを話す。

【洞窟】
食べ物を持って戻ってきたタンダに、喜ぶチャグム。

チャグム「どのくらい修練したらバルサのように強くなる?」
バルサ「20年だな」
冬を越す間に強くなれると思っていたのか、心なしか落ち込むチャグム。

バルサ「もともと素直すぎる」

タンダ「もうおそれてないのか?」
チャグム「よくわからないけど 2人に会えたのはこの精霊の卵のおかげ だからラルンガに負けたくない」「2人に幸せになってもらいたい」

その言葉に、はにかむ2人。

夜。洞窟の外で語るバルサとタンダ。

タンダ「随分成長した」
バルサ「私はジグロの幸せを願ったことはなかった」「本当の娘だと思っていたけど いいように使っていただけ…」
と、ジグロが本当に幸せだったのか不安になるバルサに、「それでも幸せだったはず」と、優しく答えるタンダ。

バルサ「幸せがよくわからない」
タンダ「一緒に暮らそう」「チャグムを助けられたら3人で暮らそう 用心棒を続けたければ続けたっていい」

山に朝がやってくる。

青い光が首元で光り、導かれるように外に出るチャグム。
深呼吸をした時に、水のと黒い煙が再び現れ、立っていた地面が消えるという幻覚に襲われる

トロガイの声「ナユグを見ているだけ」「落ち着け それはナユグ」「バルサと一緒にそこに立っている」「腕を感じろ しっかり感じるんだ」

チャグムは懸命にバルサの腕を感じようとしながら、暗くて怖いその世界に耐えようと足を踏ん張り、その場に倒れこむ。

雪の上で倒れたチャグムが目を覚ますと、周りには、後ろで支えてくれていたバルサと、タンダ、トロガイがいた。

トロガイ「どこに行きたいと思った?」
指を指してごらんと言われ、チャグムは遠くを指さす。

【地下室】
シュガ「(チャグムたちは)青池に向かうはず」「ラルンガに襲われる前に早く!急いで!」
ガカイ「帝の存在を脅かす石版を信じるのか?」

一方帝は「チャグムを消せ!」「チャグムを清めるのだ」とジンに命ずる。

【洞窟の外】
トロガイ「自分の行きたい場所に行ってごらん」

チャグムを先頭に歩き出す4人。

トロガイ「今は何が見える」
チャグム「谷が見える」「変な生き物 人の顔をした蛇のような」
トロガイ「何年修行しても ああはいかないよ」

手を繋いでズンズン歩くチャグムとバルサ。

4人は青池にたどり着く。

水面に『シグ・サルア』という花が咲いている。
バルサは、チャグムの胸が青く光るのを初めて見た時に嗅いだ香りがすることに気付く。

花の蜜をひたすら飲むチャグムの姿。
『ニュンガ・ロ・イム』の成長を促しているのかもしれないと察するトロガイ。

そこにジンが現れる。
同時に、気を失うように倒れこむチャグム。

トロガイ「王宮も記帳に気づいたか」
モン「危害は加えない」

そこにジンも近づいてくる。

突然、地面から吹き上がった煙に巻かれ、狩人たちが飛ばされる。
見えない蛇のような怪物との戦いが始まる。

「木に登れ!」

木に逃れ、どうにか危機を脱した4人。
ところがバルサと木につかまっていたチャグムが突然目を青く光らせ、飛んでいってしまった。

一体どこに?? 

次週 第1部完結 第四話「決戦のとき」に続く…

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