4点『34丁目の奇跡』恋愛にフォーカス

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1994年, アメリカ, 114分

あらすじ

ニューヨークの34丁目で、盛大なクリスマスパレードを行うコールズ・デパート。もうすぐ開始だという時に、サンタクロース役が出られなくなり、パレード責任者のドリー・ウォーカーは困り果て、その場で演技指導をしていた、ちょっと変わったおじいさん、クリス・クリングルにお願いする。その出で立ちは、サンタクロースを信じない娘のスーザンも引き込まれ、少しずつ彼が本物のサンタクロースなのではないかと思うようになる程。一方ライバルデパートは、サンタ役を下ろされたトニーをそそのかし、クリスをおとしめようと企てる。

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気になる劇中曲

 
『Have Yourself A Merry Little Christmas』 

 
 
『Joy To the World』

 
 
『ジングルベル』

 

 
 
『Frosty the Snowman』

感想

『ホーム・アローン』のスタッフが、1947年版『三十四丁目の奇跡』を現代風にリメイクしたというこの作品。
今回は、先にオリジナル版を観てから鑑賞。

娘のスーザン(マーラ・ウィルソンさん)が、サンタを信じていないと言いながら、本当は信じたいという気持ちが溢れてます。知識もあって小生意気なところは、オリジナルよりパワーアップしてるけど母親の期待に答えようとしている健気な姿が印象的です。

この雰囲気、どこかで観たことある…と思ったら、『マチルダ』!この作品でも、天才的な少女役で表情をあまり変えず、大人のような演技をされていましたね。最近ではあまり、女優業はされていないのかな?
また、クリス・クリングル役のリチャード・アッテンボローさん(『ジェラシック・パーク』を建設したジョン・ハモンドさんではないですか!)は、知的なサンタさん、って感じです。

オリジナル版は、ホーッホホホ〜と笑ってくれそうな、優しさにじみ出るサンタさんが印象的です。
→映画『三十四丁目の奇跡』について書いた記事はこちら

おまけ

※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
プレゼントを渡すのにどうやって一晩で回るのか?
トナカイは飛ぶ?
北極には(おもちゃ)の製造する場所は…?
その他、手話を使って話す姿など、オリジナルでは出てこないサンタの秘密がてんこ盛り♪

しかしその他、パレード前の騒動や、辞めさせられた男の行動は…怒った形相で「デパートで売っていない商品をサンタが教えてくれた」と支配人に言いつける?お客さんの態度など、いろいろ突っ込みどころが満載です。

もっと気になったのが、クリスマス商戦やサンタクロース裁判で見る権力と欲の件。
ライバルデパートのショッパーズが、クリスを引き抜きを企てたりおとしめたりしようとするシーンや、春に選挙が控えているヘンリー・ハーパー判事のちょっと怪しい言動は何だかとってもリアルで、夢のあるお話としてはちょっと〜クリスがマウント老人ホームから通うことで、ウォーカー母娘だけでなく、ブライアン・ベッドフォードとの関わりも薄く感じてしまったので、残念!

ブー子はオリジナル版が良いなぁ、と思いましたとさ。

心に残る台詞

☆自分勝手な心や憎しみを抱いていても 夢があれば救われる もし信じる心をなくしたら 何ひとつ信じられるものがないとしたら 欺瞞(ギマン)な人生になってしまう

印象的なシーン

☆今と変わらぬニューヨークの大きなクリスマスツリー
2015年12月3日・ニュースでニューヨークのクリスマスツリー点灯式が取り上げられてました。変わってない
☆サンタの自前の衣装を身につけるシーン


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~(オリジナルを観ていると…)
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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ブー子