1971年, アメリカ, 108分
クリント・イーストウッド初監督、主演のサイコ・ミステリー作品
あらすじ
ラジオDJのデイブの番組に、いつも『ミスティ』をリクエストするエブリンという女性がいた。ある夜、行きつけのバーで魅力的な女性に出会った彼は、その女性があのエブリンだと知ると一夜を共に明かす。しかし、その日からデイブは彼女から執拗に追われることとなる…。
気になる劇中曲
『Preacher's Blues』
しゃべるようにトロンボーンを吹くジーン・コナーズさんソロ演奏に釘付けです
キーワード
☆DJ
☆女性ストーカー
感想
ストーカーって恐ろしい。。。
事の発端が自分のとった軽率な行動だと、知人や恋人に何も言えなければ、相談もできない。
ましてや、自分の事を好きだと信じ（思い）込んでいる相手に分かってもらおうと話をしたり、強く出たりもできない。。。
そんな彼のどうしようもない状態にハラハラしつつ、「こうされたら何も対処できないか
」と諦めにも似た感情と恐怖を覚えます。
そんな恐怖を体験する主人公・デイブを演じるのが、監督でもあるクリント・イーストウッドさん。
ストーカーのエブリン役を演じているのは、ジェシカ・ウォルターさん。
途中から、彼女の姿が映るだけで「イヤ〜」となってました。精神的にかなり壊れてます。
ストーカー行為規制法というのが、日本では2000年に施行されてますが（ブリタニカより）、アメリカはどうなんでしょう。
昔から理解されている犯罪ではないと考えると、この作品はかなりセンセーショナルな内容だったに違いありません。
目でも耳でも楽しい演出
恋人過ごす海辺が、とってもキレイです。
ジャン・リュック・ゴダール監督の映画『気狂いピエロ』の海岸を思わせます。
その他、ストーリーとあまり関係のない「モントリー・ジャズ・フェスティバル」のシーンが長めにあるのも見逃せません。
※「気になる劇中曲」参照
トロンボーン：ジーン・コナーズさん
ピアノ：デューク・エリトンさん
ハンドジャイブなど、ジャズ好きのクリント・イーストウッドさんならではの演出が光っています。
また前半では、彼とのコンビで知られるドン・シーゲル監督が、バーテンダー役として出演されているそうです。（テレビの番組情報より）
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
あの荒れた部屋に一人で中に入るお手伝いさんや、応援を呼ばずあっけなくやられた警官に「ないない」
彼女が捕まった後、情熱的なBGMで元カノとラブラブし始め「えーーー？」っとツッコミを入れたくなる気持ちを抑えながら、最後まで鑑賞しましたが、最終的に顔面パンチ一撃で海へ、ドボン。
しかもそのまま美しいエンディングソングで〆た、この作品の演出にはビックリです。
正当防衛で罪は軽い…ってことか。
印象的なシーン
☆キレイな海辺
観てよかったか？
５点 大変良かった！
４点 良かった
３点 ふつう
２点 ん～～～
１点 所々寝た（とばした）
０点 見るのを止めた
もう一度観たいか？
５点 もう何度も観てる
４点 観たい
３点 観るかも
２点 何とも言えない
１点 できれば他の作品を
０点 記憶から末梢したい…
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ブー子