(更新 2015.10.24)

5点『一千兆円の身代金』命を懸けた大革命

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「おうちで映画」の記事みたいにまとめてみました。

あらすじ

元副総理大臣の国武義和の孫・篠田真由が誘拐された。その誘拐犯は「革命係」を名乗り、国をも脅迫する劇場型犯罪を仕掛ける。
果たして、その事件の根底にある真実とは?!

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感想

自らの命も賭け、警察やメディア、国民をも巻き込んで、一人の少女を孤独から救った男のお話。(…で、よろしかったでしょうか?)

身代金が国の財政赤字額、しかも誘拐された子の祖父は元副総理大臣で政治資金規制法違反に問われながらも不起訴になった人物。ということで、警察も、一般人も見ている私も「なんて額だ!」「テロなのか?」「悪者は本当に誘拐犯なの?それとも…」と考えさせられ、気付けば、

みんながみんな、考えなくてはいけない事件の当事者になっていく(いつ気が付くかは、あなた次第です。)

ストーリーは、最後の方まで、ナオトがなぜ真由を誘拐したのか、という理由を推理しているような感覚で楽しく見られました。
香取さんが誘拐犯役?!と番宣を見てからずっと気になっていたのですが、この2時間強のドラマのCMの度に、新作映画『ギャラクシー街道』の予告が何度も流れ、そのキャラクターのギャップに戸惑い、、、やはり彼は、バライティー色が強い方なのだと思ってしまうブー子なのでありました…

おまけ

※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。

母、由実のことを考えてみた。
娘が誘拐された日に、夫に「(娘の)何を見ていたんだ」と怒鳴られ、祖父にも怒られる彼女もまた、世間から孤立し孤独や不安を感じながら生活していた1人…。そう思うと、やるせない気持ちになります。このような家庭は、一体どれだけあるのでしょう。もちろん、だからといって、娘をほったらかしていいという事にはならないけれど、娘が誘拐され、追い打ちを掛けるように手紙で娘の気持ちを知ったことは、彼女の大きな転機となったことだけは間違いないですね。人は、何か大きな壁にぶち当たり、乗り越えた分だけ強くなりますから。。。

「革命係」は、ナオトこと伊藤直也と篠田真由だった、と解釈しましたが、国や国武氏に対しての要求は、あの後どうなったのだろう?何も触れられずこのまま何もなかったことにされていくのが、この国のやり方かーーーっ

自分のことばかり考えているようじゃ、赤ちゃんと一緒ですし、子どもだって、世界を動かす力を秘めてますから!!(映画『ペイフォワード』を思い出した

そもそも、ナオトがこの誘拐を実行したキッカケは、真由の願い。そういった場合、真由はどうなるのだろう…。

そして、このドラマの肝心要な「取り引き当日のシーン」
ナオトが国武氏に訴える言葉は、いつしか、いつも人のせいにしがちで、ただの傍観者になってしまいがちな国民一人ひとりへ向けての言葉になってます。それは、正直長いです…イヤ見ているこちら側へのメッセージのようでしたね。

そして考えてしまうのです。
もし真由が登校したという連絡が、国武氏の乗っていた車にもう少し遅く届いたら、ナオトが池に入るタイミングが遅かったら、、真由が学校に着くのが遅かったら、、、国武氏とナオトはどうしていたのでしょう?国武氏は謝罪していたのでしょうか?

ナオトは計画性が高めなようで、真由の着替えとかは後から買うという行動は少々気になりましたが、エンディングロールで、実はこうでした!と、ストーリーの裏側を見られるのは、おもしろかったな。でも、ドラマ上とはいえ、政治家役の言動に、ため息しか出ませんでした。。。

 
 


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう(メッセージ性が強かった…)
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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ブー子