2001年, フランス, 98分
渡り鳥の飛んでる姿が間近で見られるおすすめのドキュメンタリー作品
キーワード
☆渡り鳥
☆求愛のダンス
☆子育て
☆厳しい自然
感想
リアルな渡り鳥たちの様子や自然が美しく映し出され、言葉少なめのナレーションと、その映像に合った音楽とがなんともフランス制作らしい、心地良い作品です。
それぞれの鳥の名前と移動距離、そして彼らがどこからどこまで移動しているのかを字幕で見ながらの飛行シーンは、まるで同じ鳥になって飛んでいるかのよう。
『魔女の宅急便』のキキになったみたいな、臨場感たっぷりな映像は一見の価値ありです。
初の仕事でガンの群れと飛ぶシーンがある
→映画『魔女の宅急便』について書いた記事はこちら
様々な鳥の姿をじっくり眺めるも良し。
何も考えずにキレイな絵のように見るも良し。
ドキュメンタリーなのに一本のドラマを見終えたような優しい余韻を楽しめる1本です。
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
どの鳥も、羽の質感まで感じられる程近い！飛行シーンをこんな間近でずーっと見ていられる映像は、この作品の他にあるでしょうか。
たくさんの渡り鳥の中でも、タンチョウが美しかったです
また、次に映し出される「ハクトウワシ」のがっしりとした足が、タンチョウの繊細なカラダとは対照的で、なんとも言えないインパクトがありました。
寒い地域で強風や雪崩を察知し一斉に飛び立つ姿に感心し、競うように水面を走る姿に笑わせられ、まるで「いないいないバー」をしているような鳥の仕草に癒される。…その他にも、電子音のような鳴き声の鳥、氷河に乗って移動するシーン、船で休む鳥に、大群で移動する鳥、20000キロも移動する鳥など、おそらく今後も生の姿を見ることができないであろう鳥たちのリアルな姿に、すっかり見入ってしまいました。
その反面、刈り込み機のシーンや、銃弾に鳥たちが次々と撃ち落されるシーン、工業地帯でのシーンはショッキングでした。
取り残されていたあのヒナは、その後どうしたのでしょう…。
そんな、人間の行動も考えさせられてしまう作品でもあります。
最後に、「ＣＧを一切を使っていないと」どこかに書いてありましたが、地球の丸みも分かる程のかなり上空から映されたシーンはＣＧのような気がするのですが…、なぞです。
心に残る台詞
☆渡り鳥は天体を目印に大空を移動する 太陽と星だ コンパスの針のように 地球の磁場も感知できる
印象的なシーン
☆様々な鳥の求愛シーン
☆上空から撮影された渡り鳥の飛行の映像
☆ペリカンの魚狩りのシーン
☆カメラを追う赤い鳥
☆おばあちゃんの手から餌を食べるシーン
観てよかったか？
５点 大変良かった！
４点 良かった
３点 ふつう
２点 ん～～～
１点 所々寝た（とばした）
０点 見るのを止めた
もう一度観たいか？
５点 もう何度も観てる
４点 観たい
３点 観るかも
２点 何とも言えない
１点 できれば他の作品を
０点 記憶から末梢したい…
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ブー子