(更新 2015.10.22)

6点『エヴァの告白』罪とは何でしょう

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あらすじ

1921年、ニューヨーク・エリス島。ポーランド人のエヴァは、妹のマグダと欧州の大戦を免れ、入国手続きの順番を待っていた。しかしマグダは病気で隔離され、また自身も、頼りにしていた叔母夫婦の迎えが無く、入国できないと言われてしまう。途方にくれていたところに、ブルーノという男性に声を掛けられたエヴァ。島を出る手助けだけでなく、住む場所や仕事の面倒をみてくれるという誘いに、彼女は生き延びるため、彼についていくことに…。

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しかし、そこで待ち受けていたのは、あまりに耐え難い現実だった。我慢ができなくなったエヴァは、ある夜、意を決してその宿を抜け出し、叔母夫婦の家を探し当てる。喜びの再会を果たすが、翌朝、叔母の夫が呼んだ警官によって、再びエリス島に戻されてしまったエヴァ。その後の彼女の告白とは…。

心に残る台詞

☆君のためを思ってだ
・・・と、口に出して言う人程、自分のことしか考えてなかったりして。
☆生きようともがくのは罪?
☆許すって大きな力だわ。

印象的なシーン

☆自分を奮い立たせるシーン
☆ブルーノが釈放されるのを待っているシーン
☆警官から逃げるシーン
☆ラストシーン

みどころ

信念を曲げず、強く生きる女性の姿

 
 

感想

辛い出来事が起こる度、人は強くなっていくのかもしれません。

主人公・エヴァ(マリオン・コティヤール)は、移民だから、「弱い立場」だからと、他人に媚びることはしない。生き抜くためとはいえ、耐え難いことばかり経験をしていく彼女だけど、妹を守りたいという気持ちと、家族のことを一心に思う気持ちが、何よりも彼女の「生きる力」。

その彼女の強さが、時々自分の幸せのため?と感じそうになるけど、その度に、やっぱり彼女の心の奥底には、いつも病気の妹の幸せも願っているんだということに気付かされます。生きるために人に頼らざるを得ない状況に、くじけそうになりながらも、信じる気持ちは、誰にも変えることができないし、それが何よりも強い力なのだというように思わされます。

あらゆる障害に、人生を狂わされるエヴァ。国、警察、男性、美貌、お金、…。けれど、これらを恨むのではなく、いつも先を見据える彼女の強い信念に圧倒されます。弱い人ほど、人をこき遣い、人の行動を抑制したり、おとしめたりと自分勝手。人を信じることは大事だけれど、ただ信じればいいという事じゃないんです。

しかし、美しい人というのは、いいことも悪いことも、人一倍経験するのかな・・・?となると、一番の罪は、彼女が美しいからってこと?いえいえ。ジョーダンです。

おまけ

※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
彼女の生きようと思う強さはすごいです。途中に出てくる、親父の言いなりのおぼっちゃまの態度が、あまりに対照的で、彼女の気丈な性格がより一層引き立つシーンでした。
邦画のタイトルのとおり、彼女が懺悔室で告白するを聞いたことによって、改心?した彼。最後の最後までどうなるのか分からず、「また騙されるかも…?」と、ヒヤヒヤしながら見られるストーリ展開に感服です。(あまり人を信用できないのも、問題ですな


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった(惹き込まれた)
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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