2014年, 日本, 102分
葉月かなえさん原作マンガの実写版。
キュンキュンするか、妄想かっ!と突っ込むかは、あなた次第です!
感想
実はdTVでアニメ版(1話約8分)を観て、気になっていた映画。
なんだかんだ言って、ブー子はしっかりキュンキュンさせていただきました。
内容は、過去にあった事がトラウマになり、ほとんど友達付き合いをしてこなかった女の子が、ある日、学校で1・2位を争う程人気のある男の子に怪我をさせてしまったことがキッカケで、相手に気に入られお付き合いをスタート。人並みに悩んで、自分の弱さに気付かされて、強くなりたい!彼に見合う女の子になりたい!と思い始める…というお話。
16年間、1人で過ごすことに慣れてしまっていた橘めい役には、川口春奈さん。黒沢大和役は、福士蒼汰さんが演じています。嫌味のない演技をされるお2人には好感が持てます。学校内では目立たないけど、かわいい女の子と、人気のあるかっこいい男の子とお付き合いする…。そういった意味では、何ら不自然なところはない。
福士蒼汰さんの高校生役は、この作品の他にも。
→映画『江ノ島プリズム』について書いた記事はこちら
他人に裏切られて傷つくのが怖い主人公・めい
人と関わって過ごせば、裏切られてしまうことも何度か経験すること。人と付き合うことを避けても、傷つくこともあるくらいだから、人間関係というのは考えれば考える程ヤッカイなもの。
特に学校のクラスは、偶然一緒になった人の集まりでしかない訳で、あがいて空回りすることも、ある意味ありだけど、本当にどうしようもなかったら、その人たちに左右されまいと1人で過ごしていたっていい。
ま、彼女の場合、彼と出会って自分以外の人と過ごす時間が増えた、という感じ。
他人と関わることを避け、人を信じることから逃げてきた子が、大和と付き合うことで、彼の友人や彼を好きな子たちとも関わる機会が増える。
↓
強制的に人と関わらざるを得ない状況になります。
めいは基本的に芯がしっかりしている子なので、彼らに認められるまではそう時間は掛からず、むしろ、好かれていくのです。そして突然のモテ期到来!!
そうすると今度は、「人を信じたい」という、今まで冬眠していてたみたいな感情が目覚めていく。それと同時に、初めてだらけの経験や、相手を好きだという気持ちにウキウキしちゃう一方で、自分の弱さに気付き始めて、動揺したり、不安になったり、いろいろな感情を味わいながら成長していくという、まさに青春、恋する乙女に大変身なのです。
キス魔・大和
とにかく、キスシーンが多い。
「彼はどんだけ、研究熱心なんだ…」という気持ちは、心の引き出しにしまっておくとして、ことあるごとにチューしてます。
ん〜、なるほど。こうやって、「彼色」に染まっていくのですね。
ステキな仲間たち
初めはどの登場人物も、アニメのイメージが強すぎて違和感あったのですが、見終わる頃には何だかんだみんな役にハマってました。
自分の気持ちに素直なめいの周りには、気付けばどの子もいい子ばかり。
お年頃の彼・彼女たちなはずのに、みんなちょっと物分りが良過ぎではあるけど、みんなそれぞれ自分に合ったお相手が側にいたので、よかったよかった。って感じですかね。はい。
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
この作品では「2人の出会いから、めぐとモデルの仕事をする大和に不安になっためいが、自分の気持ちを伝える」までが描かれてます。
異性と付き合うことで、些細なことで相手に嫉妬したり、自分の知らない自分が見えたりして戸惑う自分に「こんなに弱かったかなぁ」と、思い悩むのはいいんです。ただ、ラストシーンは、登校する時間なのか下校する時間なのか、はたまた自由時間なのかは不明ですが、(推測するに、日光は上から降り注いでいるのでどちらかというと自由時間)学校に戻って来るめい、からの→大和にキスは、
あの〜…。ここ、学校ですよぉ〜…と、ツッコミを入れたくなる他ない。
とにかく寛大な学校だということは、間違いないだろう。
=エンドロールのロケーション協力=
「立川女子高等学校」
「八王子高等学校」
「田園調布学園大学」
「埼玉県立川口高等学校」
「国士舘大学」
「東京リゾートアート&スポーツ専門学校」
など、複数の学校名が書いてありました。
いろいろな学校で撮影されていたのですね。
心に残る台詞
☆周りに何と言われようと物怖じしないトコロに惚れた
☆自分をさらけ出しちゃったらどうなるか分からない
☆あなたの本当にしたいことは 人に面と向かって言える?
印象的なシーン
☆大和はキスの、いろいろなバリエーションをお持ちだ…
☆初めて電話をするシーン
↑大和くんとっても嬉しそうだ。しかもバンドエイドしてるし♪
☆「苦い思い出のある場所」という学校の壁の落書きの位置、高くない?
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう(に、おもしろい)
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
スポンサーリンク
この記事のQRコード
ブー子