1999年, アメリカ, 108分
罪をかぶって捕まった彼女が、出所後に見つけた生きがいとは？
（1999年版グロリアです）
感想
途中まで日本語吹き替えで見ていましたが、なんとなく印象が合わず、その後「字幕」にて鑑賞。
刑務所から出所したばかりのグロリア（シャローン・ストーンさん）は、罪を背負って助けたマフィアのケビン（ジェレミー・ノーサムさん）のもとに帰る。しかし3年間1度も面会に来なかった彼の愛情は既に彼女にはなく、グロリアは彼の仕打ちに怒って、そこにいた見たこともない子どもと金品を奪って逃走する。子どもの名はニッキー（ジーン・ルーク・フィゲロアさん）。会計士のジャックの子どもで、極秘の情報をフロッピーディスクに抜き取った彼の父と家族が全員殺されてしまったばかりだった。身寄りがなく、そのフロッピーを隠し持った子どもと、果たしてグロリアは逃げきることができるのか？！
『レオン』のような、感じ。…いや、全然違うな。
小生意気な男の子を、なぜあそこまで助けたいと思ったのかは分かりませんが、とにかく一緒に逃げてます！
追われているところは緊張感ありますが、理解しがたい行動がとにかく多すぎて、いまいち作品の世界に入り込めませんでした。
という訳で、字幕で見ても、違和感を脱するという効力は特にナッシングです。
下の作品では、体調不良の主人公が、カーラジオからながれる曲に合わせ「グローリア！」と大声で歌って、ストレス発散しています。
→映画『サンドラの週末』について書いた記事はこちら
※特にこの作品とは関係ありません。
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
ニッキーの行動に疑問
家族が殺されてしまったことをニュースで知る、7歳のニッキー。
口が悪いし、手癖も悪いが、自分で洋服は着られないのかな？
「僕の事好き？」とグロリアに愛情を確認するのは、100歩譲っていいのですが、せっかくグロリアが良い話をしてから気を引き締めて外に出たのに、なぜあそこで側を離れ捕まったのだ、ニッキーよ…。
グロリアは彼のことを「賢くて立派な子」と紹介するシーンがありますが、最後の方でも、逃げてきたというのに緊張感なくゲームボーイしている彼の行動は…、ん〜、やっぱりよく分かりません。
追われているのに
追っ手が探しているかもしれないのに、乗ってきた車を教会に横付けし、中に入るグロリアとニッキー。
それは、どう考えても相手に見つかりますね。
その後、神父さんも「力になれるかもしれない」と言いつつ、「30分後にまた来てください」と彼らを外に出すというのは、一体どういうことでしょう？まずは「かくまう」という案はなかったのだろうか。
謎だらけ…
ラスト間近になって出てくる、謎の女性ダイアン。
「そんなトコから離れて、豪華な旅だとかミンクの毛皮とか想像しなさい。私はいつもそうやって正気を保ってるわ」という彼女。
……
人それぞれ、平静を保つ手段というのは違うものですな。
マフィアのボスだというルビーも、若くて美しいグロリア相手に「手放さなきゃよかった」と言っちゃうところも、なんかもう
そして、やっぱり気になる謎は、グロリアが「グロリア」というナンバープレートをつけた高級車で、ニッキーを迎えに行くかどうかタイヤ痕が付くほど行ったり来たりして迷った挙句、逃げるようにニッキーを乗せてそのまま連れ去ること。
ここでもまた逃げるように立ち去る意味は、なんざんしょ？
神父さんに一言挨拶して、荷物を持ってから連れて行っても、決してバチは当たらないと思うのですが。
ここまでくるともう、ミステリーですな。
心に残る台詞
☆あなたは大人になってから やることがたくさんあるの
印象的なシーン
☆車で無駄に行ったり来たりしてニッキーを迎えに行くシーン
観てよかったか？
５点 大変良かった！
４点 良かった
３点 ふつう
２点 ん～～～
１点 所々寝た（とばした）
０点 見るのを止めた
もう一度観たいか？
５点 もう何度も観てる
４点 観たい
３点 観るかも
２点 何とも言えない
１点 できれば他の作品を
０点 記憶から末梢したい…
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ブー子