あらすじ
エメンタール地方の小さな村に住むマルタは、夫を亡くし生きる活力を失っていた。そんな時、町の合唱祭のために旗を仕立て直して欲しいと、縫い物が得意だったマルタに声がかかる。友人・リージの後押しもあり、喪服を脱ぎ、部屋を片付け始めると、棚の上で1つの箱を見つける。その中には、昔自分で仕立てた刺繍の下着と一緒にしまい込んだ”夢”が溢れ出してくる。
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心に残る台詞
☆年相応がいいとはかぎらないわ
☆家族の世話をするのがそんなに立派?
☆そんな偉そうに言うもんじゃないわ
☆お母さんの人生よ口出ししないで
☆世間体は気にしない
☆自分の問題も片付けられないのによく言えたものね
印象的なシーン
☆いつも通りすぎるバス
☆生地屋に来た
感想
ザラザラした映像で柔らかい雰囲気の作品です。
何歳であろうと、夢を追う気持ちは持てるということ。
年をとっても、母の前ではいくつになっても子どもだということ。
おばあちゃんだって、ヒールの靴を履くとかっこいいということ!
元気なおばあちゃんは見ていて元気が出ます。人にどう言われようと、信念を持っている人にかなう人などいないのですよ。
夫を亡くしたきっかけに始まる、マルタ(シュテファニー・グラーザーさん)の昔の夢を追いかける姿に、初めは無茶なことだと反対していた友人までもが、いい意味で影響され変わっていく様子は、見ていてワクワクします。いろいろな問題にやる気が途絶えたり、くじけてしまったりもするけれど、何がきっかけでまた始めることになるのか、実は当の本人でさえ、分からないものなのかもしれないなぁ、とそんなことをフッと思います。
新しいことを始めるというのは、みんながみんな、賛成・応援してくれることばかりではないし、ましてや、主人を亡くして活気がなかったおばあちゃんが、突然ランジェリーショップを始めたといえば、誰もが「え??」っとなってしまうかもしれませんね。小さな村での、ご近所の反応が本当にリアルです。そんなストーリーに、どんどんひきこまれていきます。
誰もが、心のどこかで「やりたい」と思っても行動に移せる訳ではないしなぁ。。。
いや!夢を追う力というのは、人を強くします。やる気になった時のマルタの行動は、刺激になりますよ。
おまけ・備忘録
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
喪に伏せていたら伏せていたで「早く立ち直れ」と言い、立ち直れば立ち直ったで「早すぎる」と言う。他人のこと、っていうのは、なんでこうも気になり、口を出したくなるのでしょうか。
いろいろなことが、中途半端だった牧師の息子のラストの行動は、…。やはり、なんだか納得がいきませんでした。
突然の訃報はちょっと残念だったな。せめて、新聞には、彼女の写真を載せてもらいたかった…。
ちょっと、出演者がこんがらがってしまったので、ここからは備忘録です。
リージ(シュテファニー・グラーザー):力を貸してくれるアメリカかぶれの人生を豊かにしてくれた友人。娘はシャーリー。
ハンニ(モニカ・グブザー):初めは下着屋反対。夫の世話と、息子のフリッツ(自分のことだけしか考えていない党の代表)の言動に困っていたが、車の学校に通いだす。
フリーダ(アンネマリー・デューリンガー):元社長婦人?ネットで貢献。
ロティ:缶詰を安く買う、下着も買いたいけど「主人が…」と。
ヴァルター:マルタの息子(牧師)シャーリーと…
ロースリ:フリーダインターネットをすすめる
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
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ブー子