2010年, アメリカ フランス, 103分
ラスト15分まで「あなた誰?」キレイなお姉さんとステキなお兄さんには要注意!
感想
すっかり騙されました。
警察の追っている視線の先には、美しい女性・エリーズがいる。彼女はフランスのパリにあるカフェで手紙を受け取った後メトロに乗って姿をくらませると、ベネチア行きの電車の中で、手紙の送り主の指示通り、その彼に背格好が似ているフランクという男性に声を掛ける。実は警察が追っているのは多額の税金を滞納しているアレキサンダー・ピアーズという男。その男に関係があるエリーズを追って、警察はあらゆる手段で彼が接触するであろう彼女のことを追っている。一方、彼女に声をかけられたフランクは妻を失って傷心旅行中の数学教師。彼は、知らぬうちに、とんでもない事件に巻き込まれていくことになる…。
アンジェリーナ・ジョリーさん、ジョニー・デップさん主演の、サスペンスドラマ…いや、第68回ゴールデングローブ賞では「ミュージカル・コメディ部門」で作品賞・主演男優賞・主演女優賞でノミネートされているので、コメディドラマとしておきます。
追っている犯人も気になるけれど、パリのカフェや、ベネチアのゴンドラといった風景がキレイで観光気分も味わえる作品なのが良い。なんせタイトルは「ツーリスト」。
最後まで姿を現さない犯人の正体に気づいた時、あれ?と、もう一度アレキサンダー目線で見返したくなるでしょう。(えぇ、見返しましたとも。)
巨額の税金を未納という裏には、怪しい事件ありです。最後までワクワクしながら見られました
アンジェリーナ・ジョリーさんの美しい後ろ姿も、必見です。
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
なぜ「ミュージカル・コメディ部門」でノミネートされたのか、出演されていて、その部門で初ノミネートだというアンジェリーナ・ジョリーさんでも分からないというのもうなずける。強いて言うなら、ジョニー・デップさんの真面目風なキャラと、襲われテンパりすぎて「ボンジョビ」と挨拶してしまうところ、そして、ところどころ『パイレーツ・オブ・カリビアン』なところ、特に屋根の上を逃げるシーンはまさにジャック・スパロウ。…うん、そういった意味では、確かにこれはコメディですな。
そうだろうな、まさかな、でも…、と信じ、疑い、騙されて、まさかの、だーいどーんでーんがえーし!!のエンディング。
電車のシーンでは少し合成感が強すぎて目を疑ってしまいましたが、途中まで誰を追っているのか分からないようなストーリーがおもしろい。しかも、金庫の中に入っている小切手を見て「今までの苦労はこのため??」というようなオチには、まさに最後、犯人をずーっと追っていた若い警官が頭をかきむしる、あの心境になりますから。
ダンスパーティーで手紙を置いていった男性を追っている最中にフランクが出てきてエリーズを引き止めた時に「もーーう!」と少しイラっとしたことが、観終わった今となっては恥ずかしいですっ
心に残る台詞
☆恋人の両面を愛しなさい
↑良いところだけではいけないってことは分かっているんですがね。
印象的なシーン
☆電車でフランクに食事に誘われるシーン
↑誘って欲しかったら「誘ってもらえるように相手を誘導」
☆フランクが屋根の上を逃げるシーン
☆ダンスシーン
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
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ブー子