2007年, 日本, 108分
ニューヨークの大停電のドキュメンタリーからインスピレーションを受けて作られた、不思議な出会いがいっぱい詰まった物語。
気になる劇中曲
「My Foolish Heart」
木戸が好きな曲
「Waltz For Debby」
感想
東京で起こった突然の大停電で、何かに導かれるように出会う男女12人。
それぞれの身の回りのギクシャクしていた関係や物事が、まるで絡まっていた糸が解けるように解決し、全く関係なかった人々が、少しずつどこかで繋がりながら意味のある時間を過ごす。気づけば大停電の前よりも少しハッピーになっている…。
登場人物は、
空を眺めていた少年（本郷奏多さん）と、病院の屋上にいた女性（香椎由宇さん）。
ジャズバーのマスターの木戸（豊川悦司さん）と、向かいにあるロウソクショップの、のぞみ（田畑智子さん）。
上海に彼女がいる遠距離恋愛中のホテル研修員、冬冬（阿部力さん）と、上司との関係に悩む美寿々（井川遥さん）。
結婚して45年、カミングアウトする妻・小夜子（淡島千景さん）とショックでアメ車で逃走？する夫・（宇津井健さん）。
お産間近の礼子（寺島しのぶさん）に、訳アリの銀ちゃん（吉川晃司さん）。
冷めてしまった夫婦（田口トモロウさんと原田知世さん）
大停電が起こる前と起こった後で、それぞれが置かれた状況は変わらないけど、出会いがそっと気持ちを和らげてくれる。柔らかな映像と相まって、心がそっと温められる作品です。
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
関係ない人たちが、気付けばほとんどみんな繋がっちゃった
病気が治ったわけでもないし、不倫の事実が消えるわけでもない。
けれど、幸せになる歯車が動き出していく…。
サンタさんがくれたプレゼントなんだ、いうようなラストに、うんうんと納得です。
人同士の繋がりがないのは、少年とモデルさんだけかな？
少年の人工衛星好きなところが、のぞみの話すサンタの通り道の話と少し繋がるのがミソ？？
妻にカミングアウトされた夫がアメ車を見つけ、車で走っていたら妊婦さんを助け病院に送り届ける。病気で悩んでいた女性がいたその病院は、妻の元夫がいる場所。妻の実の息子が不倫の彼で、ロウソク買った後、妻の元彼であるバーの店員と話す。。。
さぁ、誰が誰でしょう？
こんな感じで、パズルのピースをはめ込んでいくようなストーリーも楽しかったです。
懐中電灯と電池で動くラジオ、あと、火鉢やロウソクも、持ってるといいなぁと思いました。
P.S.原田知世さんが1:22:40辺りでBlendyコーヒーいれてます♪
(映画の特別協賛:Blendy)
心に残る台詞
☆救いようのないアホになれる恋も悪くないです
☆だったら会ってちゃんと話をしなくちゃ
☆年取るとすんなり説明できないことがあるの
印象的なシーン
☆サンタさんの通り道
☆ろうそくに灯った路地とお店
☆夫婦の会話
↑
妻は何でも知っている…
観てよかったか？
５点 大変良かった！
４点 良かった
３点 ふつう
２点 ん～～～
１点 所々寝た（とばした）
０点 見るのを止めた
もう一度観たいか？
５点 もう何度も観てる
４点 観たい
３点 観るかも
２点 何とも言えない
１点 できれば他の作品を
０点 記憶から末梢したい…
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ブー子