１０日から、２回戦目がスタートしています。『第97回全国高校野球選手権』の結果です！

1試合目 早稲田実業（西東京） VS 広島新庄（広島）
2試合目 下関商業（山口）VS 東海大甲府（山梨）
3試合目 大阪偕星学園（大阪）VS 九州国際大付属（福岡）
4 試合目 花巻東（岩手）VS 敦賀気比（福井）

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1試合目 「早稲田実業」7 対 6「広島新庄」

	1回	2回	3回	4回	5回	6回	7回	8回	9回	計
早稲田実業	0	0	1	2	2	1	0	0	1	7
広島新庄	0	0	0	5	0	0	0	1	0	6

結果は接戦の末、早稲田実業が勝利を掴みました！

★得点シーン★
３回表・早稲田実業の先制
９番渡辺君がセンター前ヒット、１番山田君が３塁前送りバントを成功させ、２番玉川君のレフト前ヒットで１アウト１・３塁。３番清宮君はライト前へのタイムリーヒットで、先制の１点。４番加藤君が打った球はショートライナーで、飛び出した１塁ランナーが帰還できずダブルプレーで３アウトチェンジ。
４回表・続く追加点
５番金子君がレフト前ヒット、６番富田君の打ち上げた打球を、キャッチャーがしっかりグラブにおさめ、まずは１アウト。７番宮崎君の時、ワイルドピッチで金子君が３塁へ進むと、次の宮崎君のライトを越えるヒットでホームイン、２対０、１アウト３塁に。続いて、８番松本君がフォアボールで出塁すると、９番渡辺君の打球がレフトへの犠牲フライとなり、１点追加で３対０、２アウト１塁に。
４回裏・試合の空気が変わってきた？！
空振り三振の後、５番６番とフォアボールで出塁した広島新庄。７番代打・松井君がレフト前にヒットを放ち、１アウト満塁になると、８番遠目塚君がセンター前への２点タイムリーヒットを放ち、３対２、１アウト１・２塁となります。９番代打・北谷君がセンターを大きく越える逆転ヒット！！２点を返し、３対４とゲームをひっくり返します。ここで、早稲田実業のピッチャーは上條君に交代。１アウト２塁からセンターフライで、２アウト２塁となりますが、２番原田君の２塁ゴロをエラー、２アウト１・３塁。また３番関藤君の時に重盗を成功しての１点を更に追加、３対５に。続いてワイルドピッチがあり、２塁ランナーが３進に！しかし、関藤君はファウルフライで３アウト、加点ならず。
５回表・再び同点５対５
広島新庄の守備の交代があり、バッターは３番清宮くんへ。彼がレフト前にヒットを放つと、４番加藤君もセンター前へのヒット。５番金子君が１塁前の送りバントを成功させ、１アウト２・３塁に。６番富田君は流れを止めることなく、ライト前への同点タイムリーヒット！２点をあげます。１アウト１塁、７番宮崎君の時、富田君が２盗に成功、宮崎君がフォアボールで出塁し、次のバントで２・３塁まで進めますが、２塁ゴロを取られてしまい、３アウトチェンジ。
６回表・再び勝ち越し
１番山田君の３塁フライの後、２番玉川君がレフト前ヒット、３番清宮君をデットボールで出塁すると、ピッチャーは大深君に交代します。しかし４番加藤君が、センター前にヒットを放ち、逆転の１点、６対５に。その後１塁ランナーが３進するも、２塁ゴロでダブルプレー。広島新庄も、簡単には加点をさせません。
８回裏・粘りの１点、同点に！
７番松井君がフォアボールで出塁すると、２番遠目塚君が送りバントを成功！笑顔が見えます。９番北谷君のひと振りはライト前へのヒットとなり、続く１番杉村君が初球を捉え、ライトへの大きなヒット、見事に１点を返し同点の６対６に。どの選手もいい顔しています。
９回表・勝利の１点！
４番加藤君はセンター前ヒット、５番金子君が送ろうとしますが、バント失敗、キャッチャーフライとなり、６番富田君がフォアボールで出塁すると、７番宮崎君の打球は１・２塁間を抜けるライト前ヒット、勝ち越しのチャンスを作ります。１アウト満塁、守備も前方を守る形で固めます。８番服部君は２塁ゴロで、ホームに帰るランナーは、、、アウトーーー。しかし、なおまだ、２アウト満塁。次の９番渡辺君は、１球見逃し、ファウルからのライト前への大きなヒット！勝ち越しの１点、７点目が入りました。

★印象的なシーンなど★
６回裏大きく飛んできたセンターフライを背番号８番・渡辺大地君の壁にぶつかりながらのキャッチ！超ファインプレー！！
７回表そのスーパープレーのあと、広島新庄のショート・岩本卓也君のファインプレーもありました！互いに高めあう、良い試合ですね。
８回表ピッチャーライナーへの強い打球を、佐々木祥人君の見事な反射神経で、しっかりキャッチ。冷静に１塁に送球し３アウトを取ります。このプレーにも、会場が「おおぉぉぉーー！」と沸きました。
９回裏ショートゴロ→三振→三振と、３アウトを取った早稲田実業のピッチャー服部雅生君。
１０時半少し前、試合終了です。両チームへ、大きな拍手が贈られました。

最後まで、どっちが勝ってもおかしくはない、ハラハラ・ドキドキの試合でした。

 

2試合目 「下関商業」1 対 9「東海大甲府」

	1回	2回	3回	4回	5回	6回	7回	8回	9回	計
下関商業	0	0	0	0	0	0	1	0	0	1
東海大甲府	0	2	0	0	1	3	3	0	☓	9

結果は東海大甲府の勝利です。

★得点シーン★
２回裏・先制点はHR！
６番五十嵐君のレフト前ヒットで出塁、７番宮川君はキャッチャー前に送りバントを成功させます。８番菊池君のレフトフライで２アウト２塁の時、９番飯塚君の力一杯振ったバットがボールをしっかり捉え、フェンスをギリギリ越えてのHR、大会第１２号が飛び出します！２点先制です。
５回裏・更に追加点
ライトフライで１アウトの時、２番福武君がフォアボールで出塁すると、３番角山君の、初球打ちーーー。右中間を大きく破るタイムリーヒット、１点を追加の０対３となりました。下関商業は、ダブルプレーでピンチを抑えます。
６回裏・追加点が止まらない
ライトフライで１アウトの時、７番宮川君がフォアボールで出塁すると、８番菊池君はキャッチャー前に送りバントを成功させ、２アウト２塁に。９番飯塚君がバットをコンパクトに振って、三遊間を抜けるレフト前ヒット、１点追加で２アウト２・３塁になります。ここはタイムを取って、間合いを取りたいところですが、フォアボールでランナーを出したところで、タイムに入った下関商業。３番角山君が左中間を破る大きなヒットを放ち、２人ホームイン。返ってきたボールで３人目はタッチアウト。この回３点を奪い、０対６となりました。
７回表・巡ってきたチャンス！
６番阪本君がデットボールで出塁、７番佐々木君はレフト前ヒットでノーアウト１・２塁に。８番代打・中島君がショートフライとなったところで、ピッチャーが松葉君になります。その後、２塁フライ→フォアボールで２アウト満塁に。２番松本くんの放った３塁ゴロが、守備のグラブからこぼれ、その間に３塁ランナーがホームに帰還、１点を返します。２アウト満塁のところ、本日ヒットを２本打っている冨岡君に回ってきましたが、チェンジアップで空振り三振。これ以上の失点は許さない、という東海大甲府のピッチャー・松葉行人君の思いが伝わってくるようです。
７回裏・更に加点
下関商業のピッチャーが高嶋君に交代します。４番平井君のセンター前ヒット、その後→ピッチャーゴロ→センターフライで２アウト３塁となり、７番宮川君がセンター前ヒットを放ち１対７。８番松葉君も続けてセンター前ヒットを放ち、それぞれ進塁します。そこで９番飯塚君が本日３安打４打点目、ライト前ヒットをかっ飛ばし、１対８。野手が悪送球の間にそれぞれ進塁し２アウト２・３塁に。１番高部君が、三塁側にヒット、守備も良かったのですが（走ってきた人をタッチしてはいけないのかな？）、１塁への送球はわずかに間に合わず。１対９と、更に１点を重ねます差を広げました。

★印象的なシーンなど★
４回表３番松本君がフォアボールで出塁し、４番冨岡君が初球から当てていき、見事レフトに大きなヒット、チャンス到来、しかし次の打球は３塁ゴロ。近くにいたランナー戻れず、３塁がタッチアウト。守りの固さに得点ならず・・・。惜しかった！
８回表に見せたチームワーク
フォアボールになってしまった時、すかさずタイムを使ってピッチャーが落ち着く間合いを取るシーン。この後、ダブルプレーでしっかり抑えた東海大甲府でした。

３拍子の校歌が、熱くなった心のクールダウンになりました。３回戦での活躍も期待しています！

3試合目 「大阪偕星学園 」9 対 10「九州大付属」

	1回	2回	3回	4回	5回	6回	7回	8回	9回	計
大阪偕星学園	2	0	2	0	0	4	1	0	0	9
九州大付属	0	0	4	0	4	0	1	0	1	10

結果は、接戦の末九州大付属が勝利を掴みました！

★得点シーン★
１回表・先制点
１番姫野君がレフト前ヒット、これを２番戸嶋君がキャッチャー前に送りバント成功。３番西岡君がデットボールで出塁し、２塁フライでアウトを増やすも、４番岸君のレフト前ヒットで、１対０。ホームに返球の間にランナーがそれぞれ進塁し、２アウト２・３塁。６番福田君の３塁へのセーフティーバントが内野安打となり、２対０になります。
３回表・痛みの後に待っていた得点
三振→デットボール→デットボール、と痛い思いをして出塁した後、７番濱口君の初球打！左中間へのフェンス直撃の大きい当たりで２点追加、４対０に。
３回裏・HRの始まり
ショートゴロ→センター越えの２塁打→フォアボール→１番吉井君が高めの変化球を当てた打球は、ふらふらっと上がって守備の間にストンと落ち、レフト前ヒット、１アウト満塁とチャンスを作ります。その後、２番山口君の犠牲フライ。タッチアップからのスタートでホームに帰り、１点を返し４対１。２アウト１・２塁の時、３番岩崎君の左中間への大きな当たり。キャプテンが放つ同点HR！！（大会第１３号）
５回裏・再びHR！
フォアボール→センター前ヒット→ライト犠牲フライで５対４、と勝ち越しの１点をあげます。その後センター前ヒットを放ち、１アウト１・２塁。４番山本君が、ストレートの後の変化球を、しっかり思いっきりヒット！本日２本目のHRで３点が入りました。（大会第１４号）この後、５番脇坂君の左中間、フェンス直撃の大きなヒット！野手も追いつきますが、グラブからこぼれて、２塁打に。得点には繋がらなかったけれど、この回大きな４点をあげました。
６回表・同点ヒット！！
ピッチャーは富山君に交代。３ゴロ→ライト前ヒット→センターフライ→レフト前ヒットで２アウト１・２塁。５番岸君の打球は守備を抜け、１点を返し５対８。野手が取りこぼしている間にそれぞれ進塁し、２アウト２・３塁。すると、６番福田君がフォアボールで出塁となり、２アウト満塁に！７番濱口君に変化球で攻めますが、押し出しの１点、６対８に！尚も満塁。ここで、エース同士の対決は？？いい当たりーーー、左中間を破るヒットで、ランナーも必死に走り、２人帰って８対８！！しかし、最後のランナーは、ホームでタッチアウト。逆転は許さない九州国際大付属の守りも固かった。
７回表・こちらもHR！
１アウトからの１番姫野君。バットを短く持ってのコンパクトなスイングで、ソロHR！１点追加、９対８。勝ち越しの１点をHRで返します。（大会第１５号）
７回裏・HRのお返し！
レフトフライ→空振り三振の２アウトで登場したのは、４番山本君。ストレートのボールを見事捉え、センターを越える２打席連続となる同点HRーーー！（大会第１６号）もう、止まりません。
９回裏・勝利のガッツポーズ
エラーも続き、ノーアウトで２塁に進みます。１番吉井君の１塁前への送りバントも成功。みんなの思いを背負い、２番山口君のサヨナラのタイムリーヒット！！ガッツポーズや、仲間同士抱きあう姿が印象的でした！！

★印象的なシーンなど★
３・５回表ファースト。背番号３番・２年生の岸頼大君のナイスプレーが光りました。３回表では、２アウトフライボールをキャッチ！そのままカメラ席へ頭から突っ込んでしまいますが、出てきた時もしっかり掴んでいました。ガッツなプレーに拍手。
６回裏での好投
前の回で同点ヒットを放ったエース光田悠哉君。その勢い冷めぬまま、ランナーを１人も出さない好投を見せました。
８回表のダブルプレー
デットボールを出した後、ライトライナーで、バッターアウト。返球も素早く、１塁ランナー戻れずダブルプレーで３アウト！ちょっとのことでは動じません。加点を許さない九州国際大付属の気持ちは強かった。
９回表
８番光田君がレフト前ヒット。９番的場君がプレッシャーの中、しっかり送りバンドを成功させます。しかし、ここですかさずタイムを取り、冷静さを取り戻すかのように集まる九州国際大付属の選手たち。次のバッターを続けて３塁ゴロに抑えるピッチャー・富山凌雅君の集中力、見事でした。

１５本のヒット、と数では優っていた大阪偕星学園ですが、無念の敗退です。互いに大量得点で 取られたら取り返すの点取り合戦、ＨＲバージョン。もう凄すぎでした。５番山本武白志君の２打席連続のＨＲ、今後の活躍にも期待が高まります。

4試合目 「花巻東」8 対 3「敦賀気比」

	1回	2回	3回	4回	5回	6回	7回	8回	9回	計
花巻東	0	0	1	3	0	0	1	3	0	8
敦賀気比	0	0	0	0	3	0	0	0	0	3

春夏連覇を目指していた敦賀気比を下し花巻東の勝利です。

★得点シーン★
３回表・先制点
２塁ゴロ→２番福島君のライト前ヒット→２塁フライで２アウト１塁に。４番熊谷君の時、福島君の盗塁成功し、２アウト２塁。ここで熊谷君がライトを越える２塁打、１点を先制します。

４回表・点差を広げる
６番佐藤君の３塁前のイレギュラーのヒットから始まったこの回。見逃し三振→８番菊地君の、センター前ヒット、９番加藤君のピッチャー前送りバンド成功で２アウト2･3塁の後、１番田老君のフォアボールで２アウト満塁になります。２番福島君がチャンスを逃さず、レフト前ヒットを放ち３対０、続いて３番千田君のセンター前ヒットで４対０と更に点差を広げます。
５回裏・キャプテンの思い
空振り三振が続いた２アウト後に見せた攻撃。８番嘉門君の右中間に伸びるフェンス直撃の２塁打。９番中井君のショートゴロがエラーで、２アウト1･3塁に。ここで１番キャプテン篠原君のファウルからの一打、球がどんどん伸びて、HR！！３人がホームに帰ります。（大会第１７号）その後栗栖君のセンター前ヒットで攻め、３番橋中君も強い当たりを見せますが、守りのライトが走りこんでのスライディングキャッチ、この回を終わらせます。４対３の１点差に一気に追い上げます。
７回表・加点
敦賀気比の投手が平沼君に交代。ショートゴロ→センターフライの後、４番熊谷君のセンター前ヒット。５番佐々木君の１塁への強い打球で、２アウト1･2塁となり、続く６番佐藤（唯）君がセンター前ヒットを放ち、１点追加、５対３とまた点差を広げます。
８回表・更に加点
８番菊地君のバントが１塁ゴロになり、９番高橋君が低めの難しい球に上手く合わせて１・２塁間を抜けるライト前ヒット。１番田老君のショートゴロで２塁に進むと、２番福島君の打球は、前に出ていたレフトの頭上を超えての大きなヒット。１点をあげ６対３と、点差を広げます！続く３番千田君の打球も１塁を抜けライト前ヒット、４番熊谷君がレフト前ヒットでもう１点追加で、７対３に。そして５番佐々木君がレフト前ヒットを放ち、返球よりも早くホームイン、またまた１点追加の８対３。スーパーマリオのようにピョーンとガッツポーズを見せた姿が印象的でした。

★印象的なシーンなど★
敦賀気比のプレー！
１回表１アウト満塁の危機を、ライトフライの返球が正確で、ホームでタッチアウト。無失点に抑えます。
９回表送りバンドを、ピッチャーが勢い良く走ってきてキャッチ→２塁に送球、早い！！その後の１塁送球も間に合いダブルプレー！
８回裏２塁ヒットを放ちオーバーランでの、１塁アウトというシーンもありました。何が起こるかわかりません…。

花巻東の守備が冴えていた！！
１回裏ノーアウト１・２塁の時、１塁手前に落ちるバントをノーバウンドでキャッチ、１塁に戻利切れなかった１塁もアウトの、ダブルプレー！
２回裏２塁ゴロをダブルプレー。
６回裏ノーアウト１・２塁の時。初球を狙ってきたバッターのをショートゴロをしっかり守ってダブルプレー。その後２塁からの送球が乱れるも、ファーストが足をベースに付き、体をひねりながらのキャッチでバッターをアウトにします。

３塁ゴロを転がしつつ、落ち着いてベースを踏んでのゲームセット。
花巻東のピッチャーのお二人、５回裏まで投げた２年生の加藤三範君、そして６回裏からマウンドに上がったエース高橋樹也君の活躍にも、目が離せません。

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