(更新 2015.09.15)

2015年 夏の甲子園 大会2日目 結果

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本日2日目の『全国高校野球選手権大会』です。
1試合目 「専修大松戸」(千葉)VS「花巻東」(岩手)
2試合目 「広島新庄」(広島)VS「霞ヶ浦」(茨城)
3試合目 「九州国際大付属」(福岡)VS「鳴門」(徳島)
4試合目 「東海大甲府」(山梨)VS「静岡」(静岡)

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2日目
1試合目 「専修大松戸」 2 対 4「花巻東」

1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
専修大松戸 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2
花巻東 0 2 1 0 1 0 0 0 × 4

初出場の「専修大松戸」と、2年ぶり8回目の「花巻東」との対戦。
花巻東が1回戦突破です。

★試合の流れ★
2回裏
フォアボールで塁に出た後、送りバントで走者を進め、ショートゴロ、デッドボールと、2アウト満塁に。その後、センター前ヒットで2点先制とチャンスをモノにします。
3回裏
センターフライ、センター前とヒットを放ち、再びフォアボールで1アウト1・2塁へ。センターフライでアウトになりますが、続いてセンター前にヒットを放ち3対0に。
4回表
アウトコースのボールを当てると、守備の2人のエラーもあり2点を返します。
5回裏
更に1点追加。

専修大松戸は5回表7回表にもランナーを出します。8回表では、正面フェンス越しへの大きいヒットが出ますが、3塁を目指したバッターよりも、ボールの方が一足早く届き、審判の判定はアウト…。ヒット数では花巻東の倍、と勝っていたのですが、少ないチャンスをしっかりモノにした花巻東の勝利となりました。ピンチになってもしっかり守り切る、花巻東の今後の活躍も楽しみです。

 

 

2試合目 「広島新庄」4 対 2「霞ヶ浦」

1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
広島新庄 0 2 0 0 0 2 0 0 0 4
霞ヶ浦 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2

夏の甲子園は共に初出場の「広島新庄」と「霞ヶ浦」との対戦。
結果は広島新庄が1回戦突破です。

★試合の流れ★
2回表
フォアボールで出塁し、送りバントが一塁側のフライとなり、1アウト1塁。次に、大きな3塁打で1点を先制。1アウト3塁になり、センター前ヒットを放ち2対0。
4回裏
ボールはレフト側に打ち上がり、こぼした隙に一点を返します。
5回裏
1アウトの時、2塁打。続いてライト前ヒットで1・3塁に。その後、レフト前に同点ヒットを放ち2対2となります。その後、2アウト満塁となりますが、逆転のチャンスは生かせず。
6回表
再び2点を奪います。

8回裏では、3塁ライナーを見事にキャッチ!という、ナイスプレーも出た広島新庄。左足を引きずりながら、全9回、133球を投げ切った堀 瑞輝君にも拍手。大きな怪我でなければいいのですが…。対する、創立70周年の節目である、こちらも悲願の甲子園出場を果たした霞ヶ浦。1回戦敗退の悔しさが監督の談話からも伝わってきました。

 

 

3試合目 「九州国際大付属」8 対 2「鳴門」

1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
九州国際大付属 0 1 1 0 0 5 0 0 1 8
鳴門 0 0 0 0 0 1 1 0 0 2

2年連続6回目の出場の「九州国際大付属」と、4年連続10回目出場の県立高校「鳴門」の対戦。
結果は九州国際大付属が1回戦突破です。

★試合の流れ★
2回表
三振→ライト前ヒット→三振、と2アウトの時。インコースのボールをうまく当てて3塁打を放ち先制点を奪います。
3回表
センターを超える大きな3塁打。次のバッターも、大きなライト方面への犠牲フライを放ち、1点追加で2対0。
6回表
ノーアウトランナー1・3塁。センター前に大きく当たり3対0。応援団も盛り上がる中、レフト前ヒットで4対0、1アウト1・3塁。センター前ヒットで5対0、1アウト1・2塁。左中間を大きく抜けて2点を追加。この回、5点を追加します。
6回裏
ヒット→バントとランナーを進め、フォアボール→ヒットと続き、1アウト満塁のチャンスを迎えます。押し出しにより1点を奪いますが、その後繋がらず。
7回裏
ピッチャー、ファースト・レフトを交代した九州国際大付属。ヒット→フォアボールでノーアウト1・2塁。送りバントでランナーを2・3塁に送り、センター返しのヒット。ここでランナーを貯めていきたい鳴門。送りバントで2・3塁にランナーを進め、その後、三遊間を大きく抜けてのレフト前ヒットで7対2、1アウト1・3塁に。しかし、九州国際大付属のダブルプレーもあり追加点ならず。
9回表
守備のエラーも重なり、2アウト満塁。フォアボールにより、押し出しで1点を追加します。

9回裏
2人の代打を起用しましたが、ライトフライ、2塁ゴロと、2塁ゴロで試合終了です。

 

 

4試合目 「東海大甲府」2 対 4「静岡」

1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
東海大甲府 1 0 4 2 0 0 0 1 0 8
静岡 1 1 2 0 0 1 2 0 0 7

2年連続13回目の出場。山梨大会では、無失点コールド勝ちの「東海大甲府」と、2年連続24回目の出場。昨秋から県内では無敗の「静岡」との対戦。東海大甲府が1回戦突破です。

★試合の流れ★
1回表
2アウト2塁、右中間を破る勢いのある打球により先制点をあげます。
1回裏
2アウト3塁からレフトに2塁打、1点を返します。
2回裏
2アウト1アウト1・3塁。スクイズにより1点追加、1対2に。
3回表
犠牲フライで同点に追いつくと、デッドボールで押し出して1・2塁。次のバッターがフォークボールをうまくすくい上げるように当て、センター前に大きくヒット、2・3塁に。続いて高めのボールが、今度はライト線へ。2人帰って5対2。2アウト1塁となりバッターも粘り、フォアボールで塁に出ますが3塁ゴロで攻撃はストップします。
3回裏
3点を追う静岡。フォアボールでノーアウトで出塁し、2塁ゴロで1アウト3塁に。4番バッターをフォアボールで塁に出すと、1アウト1・3塁になり、次の打球が、大きくバウンドしその隙に1点を返します。その後のバッターも、センターへの大きな当たり。野手がギリギリ追いつきますが、ボールがグラブからぽろっと落ち、再び1点を返し4対5と1点差になります。
4回表
ヒットで出塁し、2アウト2・3塁。甘い玉を見極めた東海甲府のバッターは、三遊間、レフト前に気持ちよく飛ばし、2点を加え7対4。
5回裏
3点差を広げたくない静岡はピッチャーを交代、ヒットでランナーを出すも、バッターを三振で仕留め、2塁への盗塁を狙ったランナーをアウトにするダブルプレー。見逃しの三振の後、東海のショートの好プレー、静岡のバッターも良い打球を飛ばすなど、両者、好プレーが続きます。
7回表
2アウトランナー満塁のシーンも、ピッチャーゴロとなったボールを落ち着いて対処し、追加点を許しませんでした。
6回裏
東海甲府の内野手の交代があり、三振→ヒット→二塁打と続き、1アウト2・3塁。1塁側に高いフライボールが上がり、足が早い8番・鈴木将平君(センターでの守備範囲も広い!)が1点を返し、2点差とします。
7回裏
デットボールで出塁。10本目のヒットはノーアウト2・3塁とチャンスを広げる静岡。バントでランナーを進め、1アウト2・3塁。同点ランナーが2塁にいる中、バッターはスクイズの構え。三塁ランナーはキャプテン。緊張の場面。ベンチの仲間もいい顔をして見守る中、フォアボールで1アウト満塁。センター犠牲フライで6対7に。そこで2塁内野ヒット。セカンドが良い反応をし、取ってホームに返しますが悪送球になり、同点の1点、7対7に!2アウト2・3塁となり、東海甲府はここでピッチャー交代し、この回を抑えました。
8回表
ヒットでノーアウト1塁。3塁前に送りバント、そのボールが1塁に悪送球となりノーアウト1・3塁に。その後、センター前ヒットで1点を追加で8対7。しかし、ショートゴロをダブルプレーで抑えられます。

8回裏は3人で攻撃終了。
大接戦のまま迎えた9回表。投球がバッターの体に当たりますが、「下がれば避けられた」という審判の判定でそのまま続行。次の球を打ち上げ、センターフライとなり、鈴木(将)君がキャッチ。次のバッターも再び、センターフライで、これも落ち着いて鈴木(将)君がキャッチ。その後ファールが続きますが三振となり、この回が終わります。
9回裏
1塁ライナーで1アウトを取ると、デットボールでランナーが出塁。次の代打を得意のボールで見逃しの三振に抑え、続く代打のバッターを空振り三振、ここで試合終了。

最後まで、どうなるかわからない。見ているこちらまでが興奮してしまう、白熱したゲームでした。負けてしまったけれど、最後まで良い表情で戦い切った静岡も魅力的なチームでした。

 

《初心者ブー子の、今日覚えた野球用語》
【フライ】山を描くような打球のこと
【ライナー】一直線に飛んだ打球のこと
【スクイズ】三塁走者をホームに帰すためのバント
【三遊間】サードとショートの間
【リリーフ】先発投手の降板後、他の投手が登板すること

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