2013年, 日本, 46分
新海誠監督の美しいアニメの世界
感想
雨の日の朝は地下鉄に乗らず、歩いて日本庭園の東家で、靴のデザインをスケッチをする高校1年生のタカオ。そこで、ビール片手にチョコを食べていた彼女に出会う。互いのことは知らないけれど、2人は約束もないまま、雨の日は自然とその場で合うようになっていく…。
雨のよく降る6月から、雪降る季節に起こった青春ストーリー。
時の流れの描写が美しい。
そして何より、リアルな景色。雨で濡れた地面や池などの、水のある風景がとてもキレイです。
少しずつ2人の心の距離が近づいていく、なのにユキノは○○…。
近付きたいけど、今ある関係を壊したくない。
知りたいけれど、今のままが丁度いい。
そんな人間模様が、キレイな景色と、やさしいピアノの音楽で綴られる新海誠監督ならではの世界観がたまりません
前に進むとは、きっとこういうことなのかも…と一歩前に進む勇気をもらえる作品です。
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
「ねぇ、私まだ大丈夫なのかな」「うまく歩けなくなっちゃったの」と、少し弱々しい彼女のそばにいるタカオ。
迷いながらも純粋に靴作り（スケッチ）をする、タカオの姿に癒されるユキノ。
そんな2人の距離感が絶妙で、彼女がマンションの踊り場で素直になれた時は、思わず涙がフワッと溢れてしまいました。
夢に向かう勢いと不安定な状況や、彼女への想いと存在が分かった時の戸惑いなど、対比するような物事のあり方が、心にストレートに届いてきます。
ずっと一緒にいることが、相手の助けになることばかりではなく、離れているからこそ力になれるということもあるんです。
心に残る台詞
☆いいの 人間なんて みんなどっかちょっとずつおかしんだから
印象的なシーン
☆リアルな風景
☆食事のシーン
観てよかったか？
５点 大変良かった！
４点 良かった
３点 ふつう
２点 ん～～～
１点 所々寝た（とばした）
０点 見るのを止めた
もう一度観たいか？
５点 もう何度も観てる
４点 観たい
３点 観るかも
２点 何とも言えない
１点 できれば他の作品を
０点 記憶から末梢したい…
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ブー子