(更新 2015.10.22)

9点『7つの贈り物』に大号泣

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あらすじ
海沿いにある家で思い詰めた表情のトーマス。ある日は、通販のクレームでオペレーターのエズラ・ターナーに怒鳴り、またある日は、国税庁の資料から、エミリー・ポーサを突き止め会いに行く。そんな彼には、ある過去と、計画が隠されていた!

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心に残る台詞
☆「何をしたいの?」「人を助ける」
☆ゆっくり時間をかけて自分のことを考えてみたい どんな人間なのか
☆弱気になるな

印象的なシーン
☆病院に歩いて行くシーン
☆2人だけのパーティー
☆弟が来たシーン
☆お風呂で鼓動を聞くシーン

感想
内容を読まず、あまり知らずに見始めたら、123分後には心から感動してました。
優しい音楽に、激しい息づかいで始まるこの作品。ミステリアスな主人公の行動や、徐々に明らかになっていく過去の事実と彼の計画、、、これは涙なしでは見られません。

決して、明るい内容ではないのですが、関わりを持つ、どの人にも愛が溢れている作品だと思います。また、車は気軽に遠くに行ける楽しい乗り物ですが、一瞬にして人生を狂わせるモノなのだと、改めて感じさせられます。
初めは、フラッシュバックのように映し出される断片的なシーンもあり、そのシーンが「現在」なのか、「過去」なのか、はたまた「夢」なのかと、頭を混乱させられます。さらに主人公(ウィル・スミス)の表情・心情に気が付かないまま見続けると、彼の行動が「嫌がらせ」なのか、「親切」なのかも疑問に…。しかし、その意図や目的を推理するかのように見入ってしまったブー子は、彼の計画に気が付いた時には、ショックが大き過ぎて、涙腺がバカになってしまいました。(映画を見直すと、嫌な行動を取った後に、とても辛そうな表情をしているのが分かり、彼の気持ちが読み取れます。)彼女が誘ったパーティーの時や、最後のシーンにもかかるBGM、『The Crisis』が、より感情を掻き立てられるようでした。

※ここからは、少々内容に触れていきますので、知りたくない方はとばしてください。
過去は、変えたくても変えることはできない。だから彼は、あの事故から生きることを止め、自分を偽ってまで「他人の生きる手助けをする」ことを選んだ・・・。エミリーと出会ったことで、彼の人間らしい感情が見え隠れし、再び恋が始まるかのような希望も見えたけれど、違かった!彼女に全てを言ってしまったら、それは計画を中断するということで、全てが再びなかったことになるのだということに、その時は気付けなかった。後で思い起こすと、彼が彼女の質問に答えられず、考えも伝えられず、車の中で言葉をのむシーンを思い出すと、心がキューッと絞めつけられるようでした。

ラスト30分は、パズルのピースがはめ込まれるように全貌が明らかになっていき、ノンストップで進んでいく展開に、心が追いつくのが大変です。病院に駆け込んだのは、少しでも確率が高いことを願っての、最後の望みだったかと思うと、もう・・・。もちろん、確立が少ない中で、相性が合うなど、という奇跡も含め、すべてが奇跡のような話ではありますが、彼女への無償の愛と、消えることはない罪、自分に科せた罰に、そして、その後も続く、彼の優しさの結晶に、涙が止まりませんでした。


観てよかったか?
5点 大変良かった!(心が掴まれた!)
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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ブー子