あらすじ
日本最古の物語『竹取物語』をアニメ映画化。
竹から生まれた女の子が、美しく育ち、十五夜に月に帰るまでの物語。
高畑監督が手掛ける手書きの映像が印象的。子ども時代が丁寧に描かれている。
心に残る台詞
☆(木草花が枯れているのを見て死んでしまったと思った姫に掛けた言葉)死んだんじゃない、春の支度をしているのだ
☆私はこの地で何をしていたのでしょう
☆生きるために生まれてきた
☆生きている手応えがあれば幸せになれた
印象的なシーン
☆姫が赤ん坊の時の表情・動作・声
☆姫を前に5人の君のそわそわする姿
☆新しい屋敷に越して3年経っても、烏帽子を鴨居に引っ掛ける翁(随所に、クスっと心をくすぐられるシーンが満載)
☆草花が風に揺れるシーン
☆桜
感想
「ひーめ、おいで!」と赤ん坊の姫を呼び、待ちきれず駆け寄る翁、地井武男さんの声が、個人的にはたまりません!たくさんの俳優さんが声を担当されていますが、キャラクターと声がしっくりくる、とても良い作品でした。
絵も、筆で描かれているような線だったり、時に粗い線だったりと、とても魅せられます。
幸せとは何だろう、と考える。
◎親が思う、子の幸せ。
◎他人が思う、その人の幸せ。
◎自分の幸せ…。
親が考える子の幸せは、親にとっての幸せであって、それが子どもにとって幸せとは限らない。いい着物を着て、いい物を食べて、いい所に住んでいるから、その人は幸せなのだろうと他人が思う幸せもまた、本人の気持ちとは違う。幸せとはそんな単純なことではないのだな…ということに、改めて気付かされます。
罪と罰。
姫は地上で、たくさんたくさん悩み、悩んで、きっと苦しかったことでしょう。
月の世界は、観音様のような偉大な方のそばで、感情に左右されることなく、いつも穏やかに、静かに過ごす場所なのかもしれませんね。
日本最古と言われる物語、、、人間味、優しさ溢れる作品です。
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
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ブー子