(更新 2016.01.22)

3点『問題のない私たち』には問題がいっぱい

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2004年, 日本, 97分
学校でのいじめ。終わらせ方のヒントがここにあるかも?

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感想

高校生のお話だけど、ちょっと主人公の精神年齢が幼すぎる気がして、素直にストーリーを受け止めきれませんでした。

当時15歳の現役中学生だった牛田麻希さんの手掛けた小説をコミック化した同名少女漫画(別冊マーガレット)の映画化。
(dTVコンテンツ紹介より)

高校で、いじめの主犯格だった・笹岡澪−ミヨ−(黒川芽以さん)は、クラスメイトを巻き込んで潮崎マリア(美波さん)をいじめていた。ある日クラスに、性格も明るく容姿もかわいい新谷麻綺−マキ−(沢尻エリカさん)が転校してきてから全てが一変。今度はミヨがいじめの標的になってしまう。その後、彼女は担任の加藤(野波麻帆さん)が万引きするところを目撃してしまい、なんと彼女からも、嫌がらせを受けることになってしまう…。

学校での問題や、家庭での悩みが詰まってます。
しかし、いじめる側もいじめられる側も経験したのに、変わらないミヨの言動や、その後の無理やり過ぎる展開に共感できず、なんだかよく分からないまま終わってしまった感じ。

ただ、いじめている側が、やってることに違和感を持たず「問題を問題とは思わずに」周りに流されるまま過ごしていく姿を見ていたら、やるせない気持ちになりました。

お父さん(勝村政信さん)と再婚相手の桃花(大塚寧々さん)の演技がわざとらしいのは、敢えて?それとも??

鑑賞後、一昔前に教育テレビで放送されていた「さわやか3組」を思い出しました。
※知らない方は、お近くにいる大人の方に聞いてくださいね。

いろいろ、気になるところがたくさんありますが、これを見て、周りの人を困らせてもいいから話をしてみようと思う人が増えることを願うばかりです

おまけ

※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
まるで幼い子どもがけんかをして、理由が説明できずにいるのと同じように、どこか説明しきれないがために問題を大きくしているような主人公のミヨ。しかも考え方が成長しない変わりに、あまり内容に関係のないような海のシーンなどが長過ぎて、気付けば、始終イライラしながら見てました。

教師に「卒業させませんよ」と脅され、仲間の助けにより難を脱したミヨが「スカッとした」と言ったり、大きな口は叩くのに大切なことは説明できなかったり、なぜ、このような子にみんなが付いて行くのかが理解できず、ブー子はスカッとしません。

一方、マキの方も、転校が多いという事は告白していますが、なぜあそこまでひねくれてしまったのかも触れてはなく、やはり、何かが足りない感じ。
あれ?DVDのパッケージを見ると、まるで沢尻エリカさんが主演みたい?
一体どう解釈したらいいのでしょうか?

以上、スッキリしない内容ですが、おしまい。

印象的なシーン

☆異常に長い夏休みのシーン
☆話を聞かないで親が子どもを平手打ちするシーン


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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ブー子