(更新 2016.01.24)

満点『魔女の宅急便』やっぱりジブリの初期が好き

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1989年, 日本, 102分
2016年1月22日(金)21時〜 2週連続・冬もジブリ 金曜ロードショーにて鑑賞です。
なんと作品の後半には、宮崎監督が特別出演??

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気になる劇中曲

『パン屋の手伝い』

 

その他、いっぱい!
久石譲さん高畑勲さんが手がけた心温まる音楽の魔法にすっかりハマってます。

感想

何度も観ている大好きなジブリ作品の1つ。
金曜ロードショーで放送される時には、dデータで裏情報を知ることができるので、今週もドキドキしながらの鑑賞です!
↓まとめて書いてます。

この作品のお楽しみ情報は、「宮崎駿監督が、23時頃出演してる」というもの。
「よーし、見つけるぞ」と張り切って、dデータに釘付けになっていたブー子は、
しっかり見逃しました…

だって、だって!大きな画面にその画が映っていた時、dデータの文字を読んでたんだもん
それじゃダメじゃん、春風亭ブー子です。

また、DVDで見ぃ〜よおっと。(←開き直り)

・・・ということで、しっかり見ました、映ってました!若かりし姿の宮崎監督が。

こんな遊び心?があったり、ステキな町並みが見られたりするから、ジブリ映画は止められない!

裏情報を知ってか、今回はキキの心の成長をじっくり味わいながら鑑賞です!

宮崎駿監督の作品
→映画『天空の城ラピュタ』について書いた記事はこちら

 

おまけ

※今回もdボタンで裏情報をゲットです!!ここからはその「シーンガイド」のコメントを(できる限り)書いています。内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。

今回のシーンガイドは、『天空の城ラピュタ』の時以上に「セリフ」がそのまま書かれていることが多かった気がする。
で、知りたい情報の時に限って、次のガイドにパパっと画面が変わってしまい、理解しきれぬまま消えたことに2・3度発狂。
ブー太くん。驚かせたようで、スマン。

ということで備忘録。以下、dデータの「シーンガイド」より

・〈キキという少女〉
魔女はどこにでもいる世界。これがこの『魔女の宅急便』の世界。…(中略&要略)…新人アニメーターさんの姿を観察していて描いた。

・ジジ「どうなるころや、心配だね。決めたらすぐ人だから。」
キキ「あらそう。わたしは、贈り物のフタをあける時みたいにワクワクしてるわ」

・父「いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろう……」「うまくいかなかったら、帰ってきていいんだよ」
キキ「そんな事になりませんよーだ」

・原作者の角野栄子さんから、宮崎駿監督に、キキが飛び立つとき、鐘を鳴らして欲しいと、一つだけ注文があったそうです。

・〈ルージュの伝言〉
挿入歌に使用されたユーミンこと荒井由実さん(現・松任谷由実さん)の歌。スタジオジブリの若いスタッフに熱烈なファンの方がいたそうで、その方が持ってきた「ルージュの伝言」を宮崎監督が奪って(!!)延々とかけながら仕事をしていたそうです。

・〈物語の舞台〉
「おおいに参考にした場所」として紹介されているのはスウェーデンのストックホルムと、バルト海のゴトランド島ヴィスビー(Gotland,Visby)の町です。美術を担当した大野広司さんいわく、「北ヨーロッパあたりのどこかの町といった感じ、特定の場所ではないんですが、町角かどの風景などはストックホルムのガムラスタン(Gamla stan)という町の裏道りをそのままつかったりしてます」とのこと。素敵な街並み、行ってみたくなりますね。

・〈時計塔の魔女〉
制作の初期では、コリコの町に到着したキキが泊まる場所を見つけられず時計塔の上でひと晩過ごす、というエピソードがあったそうです。

・ジジ「ぼく、明日になると白猫になってるとおもうよ」

・キキ「おソノさんって、いい人ね!」

・キキ「もうちょっとすてきな服ならよかったのにね……」
町でかわいい服の女の子たちを見たシーン

・ジジ「ぼくがいる……」
お届け物の黒猫のぬいぐるみを見たシーン

・ジジ「ぼくはまた、天使におとどけものをするのかとおもったよ」
初仕事の前に高く舞い上がり町全体を見下ろすシーンです

・ジジ「みつかっちゃうよ」

・〈13歳の男の子〉
魔女は女の子が生まれると、同じ時期に生まれた黒猫の男の子を探して一緒に育てる、というのがしきたりなんだそうです。キキも生まれた時からジジと一緒…ということはジジも13歳ということでしょうか?

・ウルスラ「いいね。あたしそういうの好きよ」
キキ「あの。なおります?」
ウルスラ「任せとけって」

・〈あふれ出る冷や汗〉
老犬ジェフが近づいてきて冷や汗を流すジジ。下には絨毯に汗のシミが…、細かい!!

・〈一人二役〉
キキの声を担当されているのは名探偵コナンで有名な高山みなみさん。実はウルスラの声も担当されています。
13歳のキキが成長した姿がウルスラ(18歳)次におソノ(26歳)キキのお母さんコキリ(37歳)、そしてケーキを焼いてくれた老婦人が(70歳)。キキの未来を思い描けるようで素敵ですね!!

・〈素敵な円パン〉
絵コンテには「円パン」と記されているリース型のパン。パンを焼いてくれたおソノさんの旦那さんは30歳の無口な男性。無愛想にみえて、こんなパンを焼いてそわそわして待ってるお姿はなんだか可愛らしいですね、におソノさんもご主人の人柄を愛しているんですって!

・〈キキの黒い服〉
「あの魔女の黒い服は、むかしからの言い伝えどおりそうなっているからだけじゃないんです。黒の衣服はもっとも粗末な服を着ているという意味だと思うのです。いちばん粗末な服を着て、着飾ったりしないで、ありのままの姿で、自分の世界を見つけにいくそれが魔女の修行なんだということだと思う。…」1年の修行を終えたあと、キキもおしゃれをするのかも?!

・〈ニシンとかぼちゃのつつみ焼き〉
ジブリ作品に出てくる印象的な食べ物。中でも人気なのがこれ。ニシンはモデルになった北ヨーロッパ地方でもよく食べられている魚で特に舞台の参考にしたとされるスウェーデンでは、世界で一番臭い「シュールストレミング」というニシンの塩漬けの缶詰が有名です。さすがにパイに入っているニシンはこの缶詰ではないとは思いますが…作り方がとっても気になります!!

・〈このパイきらい〉
「わたしこのパイきらいなのよね」つっけんどんな対応をする老婦人の孫娘。このシーンにショックを受けた方も多いのではないでしょうか。実はこのしゃべり方を宮崎駿監督は気に入っているんだそうです!!「僕はあのパーティーの女の子が出てきた時のしゃべり方が気に入ってますけどね。あれは嘘をついていない、正直な言い方ですよ。本当にいやなんですよ。いらないっていうのに、またあのおばあちゃんが作ってきて。。。(以下書ききれず)」

・〈ミルク粥〉
おソノさんが作ってくれたミルク粥。スウェーデンには「ポリッジ」というお粥があるそうです。牛乳で煮込んでつくる甘いお粥で、お米ではなくオーツ麦を使っているそうです。シナモンと冷たいミルクをかけて食べるということですが、中に一粒のアーモンドを入れて、それが当たった人は願いごとがひとつ叶う…というお楽しみのポリッジもあるようですよ。

・〈イケメントンボ〉
「今一番女の子にモテる少年」をベースに(1)頭がいい(2)明るい(3)ちょっと不良がかっている…という条件を念頭に設定されたそうです。ちなみにモテないのは、(1)頭が悪く(2)暗く(3)マジメなヤツ…なんだそうですよ。現在でも当てはまりますか??ちなみにパンフレットのトンボの紹介では「キキの恋の対象にはまだなりえないが、良い友人にはなりそうなタイプ」という記述があります。

・キキ「わたし、修行中の身なんです。魔法がなくなったら……わたし何のとり柄もなくなっちゃう……」

・〈ウルスラは魔女?!〉
宮崎駿監督いわく「あの絵描きのお姉さんも魔女だと思うんですよ。カラスをたぶらかして絵を描く。次にキキもたぶらかして「あんたは美人だよ」とか、いろんなことを言ってね…。そういうところを持っている人を出したかったんですよね。」彼女が本当の魔女だったら…。なんだかものすごい力を持っていそうです…。

・〈ウルスラの絵〉
八戸市立湊中学校養護学級の生徒さんたちが描いた絵。(以下書ききれず)

次に変わるの早っ ↑書ききれなかった詳しく知りたかったのに…。)
・キキ「でもわたし、こんな美人じゃない」
ウルスラ「…!!アッハハハハ」

・ウルスラ「魔女の血か。いいね、あたしそういうの好きよ。魔女の血、絵かきの血、パン職人の血…。神様か誰かがくれた力なんだよね。おかげで苦労もするけどさ」
キキ「私魔法って何か考えたこともなかった。修行なんて古臭いしきたりだって思ってた。今日あなたが来てくれてとても嬉しかったの。私一人じゃ、ジタバタしてただけだったわ。」

・〈キキの成長〉
ウルスラが話す神さまがくれた力について宮崎駿監督のコメントあり。「血っていったいなんですか。親からもらったものでしょう。習得したものじゃないんですよね。(以下書ききれず)」
詳しく知りたかった…。

・婦人「それをキキという人に届けて欲しいの。この前とってもお世話になったから、そのお礼なのよ。ついでにその子のお誕生日を聞いて来てくれるとうれしいんだけど。またケーキをやけるでしょう。」
キキ「きっときっと、その子もおばさまのお誕生日を知りたがるわ。プレゼントを考える楽しみができるから。」

・キキ「おじいさん!そのブラシを貸してください」

・キキ「とべ!!」

・〈緊迫したシーン〉
飛行船を助けに行くキキを発見したシーン。TVアナが叫ぶセリフは映画『スーパーマン』を思わせるような言い回しですよね。
『俺たちひょうきん族』のタケチャンマンが思い浮かんでしまう。

・《宮崎監督発見!!》
テレビでの中継を見ながら「俺のブラシなんだ」と言っているメガネのおじさんの後ろにいる男性が宮崎駿監督。お若い!!

・(以下要約)キキにとってジジはもう一人の自分。ジジとの会話は自分との対話なんですって。分身がもういらなくなったキキはコリコの町で成長したことで、ジジの会話から卒業したということなんですね。

・〈クライマックス〉
実は、当初の予定では、ウルスラと話し元気になるシーンで終わる予定だった。田舎から出てきた女の子がお店を開く。。。そんなささやかな物語として形になる予定だったとか。(以下、書けず)

・〈ラストのシーン〉
キキが同年輩の女の子と仲良くするシーンが見られます。(以下、書けませんでした)

・キキの手紙「お父さん おかあさん お元気ですか。わたしも、ジジもとても元気です。仕事の方もなんとか軌道にのって、少し自信がついたみたい。落ち込むこともあるけれど 私、この町が好きです。」

まとめ
なるほどー!そうだったのかぁ!!と思う情報が盛りだくさんでしたね。
しかし心なしか『天空の城ラピュタ』の時より、「セリフ」の抜粋が多かったような…。
気になる事が書かれた時に限って、あっと言う間に次の情報(しかもそれが「セリフ」)に移っちゃうんだもの。そのおかげで、何度発狂したことか…。(ブー太よ、驚かせてスマン。)

もっとゆっくり読みたかったな。

けれど、このような情報を知れば知るほど、やっぱり好きになる、これぞジブリマジック
中でも〈一人二役〉だったことを知ってからは、もう、キキとウルスラの会話のシーンの度に感動。声優さんってすごいです。。。

ブー子が知っていたエピソードは、『魔女の宅急便』を作る前、宮崎監督が街中で、女性のスカートを観察していたということと、ウルスラの描いた絵は「シャガール」の作品に似ているということ。南フランスのニースにある『シャガール美術館』にある作品は、そう思わずにはいらせません。

今回も、楽しく見られちゃったありがたや〜。

心に残る台詞

ほとんど、「シーンガイド」で出ました。

印象的なシーン

☆お父さんに高い高いしてもらうシーン
☆カラスの泣き方
初めてアニメで聞いた時には違和感あったのですが、この鳴き声を実際に聞いた時『魔女宅』を思い出しました。本当にいるんですね。
☆魔法が弱まり飛べなくなり、ほうきが折れてしまうシーン
☆ウルスラが訪ねてきたシーン
声優さんが同じ人だと知って鳥肌が立った。すごい…。
☆飛行船が時計塔にぶつかるシーン
レンガ壁に飛び移るって?!


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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ブー子