あらすじ
「本当の自分を探す」と会社を辞めて1ヶ月、大黒シズオ・42歳は、家でボーッとゲームをする毎日を送っている。高校生の娘・鈴子と父親の3人暮らしで、父親からはいつも怒鳴られてばかり…。そんなある日、フッと漫画家になることを思いついたシズオは、自信と夢だけを頼りに、バイトをしながら、雑誌の編集者に原稿を持ち込むようになる。初めは受け取ってもらえなかったものの、ついに佳作に入賞!果たして、彼は本気の自分を出せるのか?!
心に残る台詞
☆「店長」・「監督」
☆分かんないから デビューしてみてよ
☆「自分探し」・「自分の模索中」
☆絶賛将来中
印象的なシーン
☆居酒屋で3人が食事をするシーン
☆市野沢君の部屋に転がり込むシーン
感想
かっこいいこと言っているけれど、やっていることは「あんまり」な主人公・シズオを、堤真一さんが好演しています。口だけな彼にイライラしつつも笑えてしまう、見ているうちに、どんどんシズオワールドにハマってしまう、いろんな意味で影響力があります!!
初めは、シズオの姿に「娘はいつ怒り出すのだろう」と思ったり、存在が浮いているバイト先の合コンのシーンに、いれたまれない気持ちになったり、否定的に見ていたはずなのに、気付くと「あれ、おかしいのは世の中?」って気持ちになってました。担当編集者の村上(濱田岳)さんからは、断る技術を学べます。バイト先のシーンでは、新人として入った時に、辞めさせられないようにする術が見つかるかもしれません。けれど、「大切なのは、本当にそんなことなのかい?」「我慢をするトコを間違えてないかな?」と、問いかけられているような気になってきます。幼なじみでサラリーマン、少し私生活に行き詰まっている感じの宮田(生瀬勝久)さんや、バイトで知り合った、世の中に疑問あり気な迷える青年の市野沢(山田孝之)さんが、少なからず、シズオの影響を受けて前に進んでいく様子が、なんだかいいです。
就職バイト、パートに派遣。きついこともあって、我慢することもあるけど、そこで自分の好きなことが見つかったり、できている人って、意外と大丈夫。けれど、周りの嫌なところばかり気になってしまったり、嫌々続けていたりし始めたら、きっと気持ちが切り替えられない限り、不満ばっかり・・・。「本当にやりたいことって何だろう」、なんて考えていたって、無いときゃないし、キレイ事を「言っているだけ」では叶わない。そんな時は、まず、この作品見てみるのもいいかもしれません。ダメダメだけど、イケてるシズオに、何かヒントを見出せるかもしれませんよ?の1本です!
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
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ブー子