(更新 2015.11.09)

6点『クライマーズ・ハイ』記者とは…

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2008年, 日本, 145分

あらすじ

1985年・夏、山登りの仲間である悠木と安西は、互いの子どもたちを側で遊ばせながら、2人で谷川岳衝立岩に登る約束を交わす。
別々に暮らしている息子と空港で別れた悠木は翌8月12日、務めている北関東新聞社で日航機の墜落事故を知る。全権ディスクを任された悠木は、墜落現場が群馬県・御巣鷹山だと分かると、どこよりも早くて詳しい情報を載せようと、社内で仲間とぶつかりながら奮闘する。携帯もインターネットもない時代に起こった日航飛行機の墜落事故を追う、地方新聞社の1週間…。

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心に残る台詞

☆俺達の方がよく知っているさ
☆あそこはああゆう言い方しかできないの
☆「律儀なんだか」「愚直なんだよ」
☆チェック ダブルチェックだよ
☆いいアイディアは採用しないとダメだよ

印象的なシーン

☆事故時の新聞社の様子
☆タイプライターでタバコに火をつけるシーン

みどころ

辛い状況下でも、冷静な判断が求められる全権ディスクとしての役割を、自分なりに突き進んでいく悠木の姿
 
 

感想

過去の栄光にすがる先輩記者の嫌がらせや、同輩との競争、裏切り…。記事と広告、印刷、販売とのやりとりや、新聞になるまでの時間との戦い。その他、社長のひいき、欲、会社(社長)の為に働きまわる社員の厳しい状況など、人間模様がリアルに描かれてます。

山の奥で起こってしまった未曾有の大事故。

その惨事を世間に伝える新聞社で、しかも、その事故が起きた地域の意地を見せるかのように手柄を立てようとする人の姿。そこで巻き起こる仲間同士の争いは競争心が剥き出しで、モラルなどあったもんではなく、まさに、クライマーズ・ハイ「興奮状態が極限まで達しちゃって 恐怖感とか麻痺しちゃうの」(安西のセリフより)な、世界です。

敏腕記者で家庭より仕事人間な悠木に堤真一さん。現地取材に力を尽くし、悠木に信頼を寄せる佐山に堺雅人さん。自分でネタを掴みたい女性記者・玉置に尾野真千子さんと、演技派俳優さんが目立つ、社会派映画です

おまけ

※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
現在と過去が入り交じった構成で、前半は、なぜそのように見せられているのかが伝わってこず、戸惑いながら鑑賞してました。悠木の息子・淳についても、後半まで事故に巻き込まれたのかと思っていた程事故の前、別れた時には、もうスイスに飛んでいたという事で良いのかな?

因みに、悠木自身、父親と過ごしたことがなく、息子とどう過ごして良いのか、どう接して良いのか分からないという葛藤があったという事は、Wikiで知りました

気になったのは、親子の会話を営業トークで遮る空港の案内のお姉さんの一見優しいが、心ここにない声…。

遺族が新聞社に新聞を求めに来たことをきっかけに、悠木のモチベーションが変わり、ますます仲間の関係性を深めていくところ。事故直後、現場に佐山と一緒に行き、精神を病んでしまう神沢役の滝藤賢一さんの、狂気に満ちた演技は印象深いです。


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう(考えさせられます…)
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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