2002年, 日本, 95分
アニメ映画のおすすめ
クレヨンしんちゃん映画・第十弾『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ戦国大合戦』
舞台は埼玉の春日部市から、戦国時代の「春日」の国へ。
感想
クレヨンしんちゃんで感動、そして号泣。
映画ではおなじみの野原家団結の家族愛はもちろん!
時代をさかのぼっても、なおも築ける友情も見られます。
まさかこんなにも感動させられるとは、思ってもいませんでした。
物語は、野原一家が全員が同じ美しい女性の夢を見ることから始まります。その日の午後、しんのすけは、シロが掘った穴を掘り続け、ぶりぶりざえもんと、きたない?字で書かれた手紙を発見します。気が付くとそこに家はなく、歩き進むと時代劇のような格好の人がたくさんいる戦いが繰り広げられているところに遭遇。又兵衛という武士の命を助けることになります…。
シリアスかと思えば、笑いあり、いろいろな愛に感動できる、大人にもオススメの1本です。
青空侍とも呼ばれる心の優しい武士の又兵衛と、その国の姫である廉との恋も見所の一つ。
以前「YouTube」で、この映画の名場面で編集された、又兵衛と廉姫の想いがすっぽりあてはまるような歌でまとまったステキな作品があったのを思い出しました。
使われてた曲は『あなた』(←映画では使われていません)
また見たいです。
そしてもう一つ。
野伏−ノブセリ− として登場し、後に又兵衛の家来に志願する彦蔵の声は宮迫博之さん、儀助の声は蛍原徹さんという、雨上がり決死隊のお2人が担当されているのもビックリ宮迫の声は、まるで声優さんかと思うほど、違和感ありません。
ブー太・ブー子のオススメ作品の1つです!
『オトナ帝国』に引き続き、今までに描かれなかったしんちゃんを描きたかったという脚本と監督を務めた原恵一さん。死を扱うテーマということもあり、原作者の臼井義人さんのOKをもらえるか心配だったそうですが、OKが出て力になったとか。ラストのエピローグのシーンに力が入ったそうです。
戦のシーンは見応えたっぷり
戦いのシーンがリアルに描かれています。
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
これは、アニメを越えた感動のドラマです。
戦いの中、廉姫が又兵衛を心配して城を抜けるシーン。
しんのすけが危なくなった時、みさえとひろしが体を張って守るシーン。
しんのすけが敵の大将を問い詰めるシーン。
又兵衛が敵の首を取るのをしんのすけの言葉で思いとどまるシーン。
とにかく、どの人物も自分のこと以上に誰かを思って行動する姿に、涙が出るのです。
又兵衛を撃ったのは誰?
最も衝撃的なシーンの一つ。
戦いを勝利に導き、しんのすけと又兵衛が嬉しそうに話しながら廉姫の待つ姿に気付き、2人の今後に希望が見えたかと思った矢先の突然の悲劇。
左胸を真後ろから撃たれたような弾の痕を見ると、列の後ろから撃たれたのではないかと推測。
敵の大将が撃った←一番やりそうだが、それにしては遠すぎるような。
となると、後ろにいるのは…
味方?!←敵の首を取らなかったことへの反抗心。
いや、これではあまりにも悲しすぎます。みんなに愛されていましたから。
とすると、すれ違うように歩いていた陣地に戻る敵陣たちということになりますが、後ろから撃てるのかが疑問。
ん〜、真相は闇の中です。
のぼり旗の雲
様々なシーンで心を熱くさせられる、青空侍のシンボル的な雲。
過去と未来の入り口となった「池の形」も、よく見るとこの「雲の形」のように見えます。
もとの時代に戻ってきた後、又兵衛のちょんまげにも止まったような白いちょうちょうが、大空に羽ばたいていくシーンがさらに涙を誘います。
心に残る台詞
☆ザークザークザックザク
☆しんのすけのいない世界に未練なんてあるか?
☆落ち着いて考えろ きっと訳があるはずだ
☆お前逃げるのか お前偉いんだろ だからこんなことになったんだぞ なのに逃げるのか? ぜーんぶお前のせいでこうなったんだぞ 逃げるなんて許さないぞ
印象的なシーン
☆いつものキャラと違うシロが穴を埋めるしんのすけを止めるシーン
☆武士の誓い「金打−キンチョウ−」
☆「おい、青空侍」と廉姫が空を見上げるシーン
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
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ブー子