2013年, 日本, 160分
ふとした時に思い出すあの人は、今、どうしているのだろう。
感想
社交辞令というものも伝わらない、真面目でちょいちょい面白い主人公・横道世之介(高良健吾さん)。出逢ったら、きっと忘れられません
過去のシーンは、タイムスリップしたかのような懐かしい風景が広がり、大学生活のごくごく日常に起こった、ごくごく普通にありそうな人間模様を見せられている。なのに、人と出会うことそれ自体が、何か特別なような出来事のように感じさせてくれるのはなぜだろう?不思議な作品です。
勘違いから出会った友人、加藤役は綾野剛さん。
「ごきげんよう」というセリフは、もはや持ちネタ?の、お嬢様の彼女、与謝野祥子役は吉高由里子さん。
みなさん、はまり役です
ラスト1時間で明かされる真実にびっくりですが、その後のパズルがはまっていくかのようなストーリー展開は、涙なしには見られません!
寒い冬には、見終わった後にココロがほっこり温かくなるヒューマンドラマは、いかがですか?
備忘録
著者:吉田修一さん
監督:沖田修一さん
おまけ
※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
足を冷やしながらの暑い日のラーメン。
ガラス戸越しの着替え。
両手にフォーク。
突然知らないおじいちゃんのアップ。
海のシーン→からの→BGM『CHA-CHA-CHA』。
これはもう、ところどころコントです。
彼の行動に、演出に、7分に1度は笑えます。
友人との待ち合わせ中に会話に困って、突然「僕サンバとかやってるんですよ」とか、「加藤くんってどんな人?」の説明とか、独特の与之介ワールドにすっかりヤラれました
彼女の祥子ちゃんも負けず劣らずの、ど天然っぷり。「素敵なお名前 韻をふんでいらっしゃるのね」とかもう、完敗です
これでもか!というくらい正直で、いろいろな意味で魅力いっぱいな人ばかり。
フフっと笑え、ホワっと温かな涙を誘う。
ブー子の「優しい映画、おすすめベスト5」入り、決定です!!
心に残る台詞
☆俺達 友達?
☆アイツに会ったっというだけで お前より得した気分
☆心配しちゃうのが仕事っていうか
☆世之介に出会えたことが自分にとって 一番の幸せではなかったか
☆きっと笑い話ばかりになりそうね
印象的なシーン
☆与謝野晶子とのハーンバーガーショップのシーン
☆公園のシーン
☆呼び捨てで名前を呼び合うシーン
☆手紙を読むシーン
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
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ブー子