パリを大激走する映画『ボーン・アイディンティティー』のロケ地

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『ボーン・アイディンティティー』『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』に続き、主人公ジェイソン・ボーンがほとんど出演しないスピンオフ作品『ボーン・レガシー』の4作品を連続鑑賞したブー子です。
主人公・ジェイソン・ボーン演じるマット・デイモンさんのクールなアクションにすっかりハマり、dTBで何度も見返してしまいました。

キレッキレのアクションシーンの他に、いくつもの国が出てくるのも魅力の一つ。
ここでは、ボーンシリーズ第1作目の『ボーン・アイディンティティー』のストーリーに触れながら、ロケ地などを内容に触れながら探っていきます。

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※内容も書いています。
冒頭は、意識と記憶を失った男(ジェイソン・ボーン)が海を漂っていたところをイタリア漁船に助けられるシーン。
フランスのマルセイユ沖、南10キロ地点
テロップで出ますが、さすがにこれがどこかは分かりません

アメリカ、バージニア州・ラングレー
CIA(中央情報局)本部があるところです。
「任務失敗」の連絡が入ります

・8分33秒あたり:ボーンがイタリア漁船から港を眺めるシーン
瀕死のところを助けてくれたおじちゃんがボーンにスイスまでのお金を持たせてくれるシーン辺りから、ちょこちょこ背景に見える港であり、自分が何者かも分からないままの状態で降り立つ港です。初めは単純に「マルセイユ」かと思ったのですが、港の形も違ければ海沿いの家もこんなにカラフルではありません。そう、助けてくれたのはイタリア人!イタリアだ!!ということで、カラフルな港で有名な都市「ポルトフィーノ」も「チンクエ・テッレ」も調べたのですが、この港はおそらくイタリア・インペリアではないかという結論に至りました。ボーンの今後を表しているかのような曇り空なんだけど、ステキな町並みに目が釘付けです。

スイス、チューリッヒ駅
ボーンが自分を知る唯一の手掛かりである銀行を訪れるシーン
貸し金庫から荷物を引き上げた後、突然警察官に追われ始めたボーン。アメリカの領事館に逃げ込むと、窓口では、係の人と言い合うマリーの姿がありました。その後、彼女と路地裏で交渉しアパルトマンがあるパリまで行くことになりますが、それだけでなく、彼にとってかけがえのない人になっていきます。

ここでちょっと、ブレイクタイム

 
気になるシーン1「一瞬で雪が復活?!」

アメリカの領事館で追い詰められたボーンは、ドアノブのないドアを破って壊れかけの足場の雪を落としきって下に逃げます。
ところが、追いかけてきた人がドアを開けた時には、足場にまた雪が積もっているんです
繋がりがおかしいと思うシーンを見つけると、なんだかテンションが上がっちゃいますね。
 

 
本題に戻り、続いての街は…。

・19分29秒あたり:チューリッヒの街でカーチェイスするシーン
"Bahnhofstrasse, Zürich”という、通り名が確認できます。

スペイン・バルセロナ
ボーンの秘密を知っている教授が滞在しているところです。サグラダ・ファミリアが少し映ってますが、場所は分かりません、残念

その後、
ドイツ・ハンブルグ
イタリア・ローマ

そして、
フランス・パリ
エッフェル塔が見える屋根裏部屋に"トレッドストーン"支部があります
ほんの一瞬だけ路地が映りますが、場所は特定できませんでした…

・35分46秒あたり:ボーンが寝ている間にマリーの運転でパリに到着
アルシュヴェシェ橋[Pont de l'Archevêché]と、トゥールネル橋[Pont de la Tournelle]の間のセーヌ川沿いに2人がいます。そこから見えるノートルダム大聖堂を背景に、赤色の古いMINI車が駐車しているシーンは、ホント絵になります。

・36分35秒あたり:ボーンのアパルトマンを発見
車を留めるシーンや、アパルトマンを出て2人で逃げるシーンから、そのアパートは[104 Avenue Kléber, 75016 Paris,]だと判明しました。
道を挟んで、番地が奇数・偶数と分かれています。「番地,道の名前,何区 都市名」と表す住所は、日本と違って目的地を探す時に、とっても探しやすいですね。

・48分20秒あたり:北駅の前に車を駐車し、ボーンがコインロッカーに荷物を預けるシーン 
北駅の出入り口付近には、まだ雨よけが付いています。大量のコインロッカーはセットかな?

ここで再び、ブレイクタイム

 
気になるシーン2「逃げるルートはどこを見ているの?なシーン」

52分10秒あたり ボーンが追っ手から逃げるため、パリの地図を見て走行ルートを確認しています。しかし折りたたんだ地図では、シャンゼリゼ通りを中心にした右岸の西側にある8区周辺しか見えず、今いる10区の北駅周辺の地図は見ていません。これでも、彼はしっかり逃げきれるんです。
 

 

そしていよいよパリの街を疾走するカーチェイス開始です!
パリ北駅[Gare de Paris Nord]正面の道[Bd de Denain]からスタートし、駅を背にを右折していきます。

その後のシーンで、確認できたのは…。

・53分32秒あたり:20区の道 [1 Rue de Ménilmontant] を右に急カーブ。(映っていたタバコ屋さんは、googleマップだと現在ケンタッキーになってます)

・53分32秒あたり:ヴァンドーム広場のモニュメントを画面右に映しながら白バイが通過。ルイ・ブレリオ通り[21 Quai Louis Blériot,75016 paris]を勢いよくUターンした後、ジョルジュ・ポンピドゥー通り[Voie Georges Pompidou]を大逆走!

車一台分の幅しかない階段をガッタンガッタン走り降りたり、細い路地を急カーブしたりするシーンもありました。

これらの他に、俳優ニモマケズ光り輝いていた、気になるパリのロケ地はこちら↓
・ホテル レジーナ [Hôtel regina]
・新凱旋門 [la Grande Arche]
・夜のシャンゼリゼ通り [L'Avenue des Champs-Élysées]
・ポンデザール [Pont des Arts]

ほぼパリのロケ地しか触れてないじゃん?という内容になってしまいましたが、「こんな所でカーチェイスしたんだ」なんて思いながらロケ地を妄想旅してみるのも楽しいですよね。

映画って、本当にいいもんです☆

→映画『ボーン・アイディンティティー』について書いた記事はこちら

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ブー子