1957年, フランス・イタリア, 178分
ビクトル・ユゴー原作の大傑作
あらすじ
1802年、パンを盗んだ罪で囚人となり19年の刑期を経て仮釈放されたジャン・バルジャンが、出所後、ようやく泊めてくれた司教の家で盗みを働いてしまう。ところが司教は彼を訴えることなく優しい言葉をかけてくれた。その出会いをキッカケに心を入れ替えたバルジャンは名前をマドレーヌと変え、数年後には町の人が働ける工場を作り市長にまでになっていった。そこに、警察署長として、彼が捕らえられていた時の警官ジャベールが就任する。マドレーヌが過去に罪を犯したジャン・バルジャンだと気付き…。
感想
2012年に上映されたミュージカル版(ヒュー・ジャックマンさん主演)の作品を先に観ています。
長編で、しかも巨額なお金がつぎ込まれたという大作であるのは百も承知なのですが、「レ・ミゼラブル」の内容を知らず初めて観ていたら、途中で見るのを止めていたかもしれません
ブー子は、ミュージカル版の方が好きでした。
考えさせられる原作
そうしなければ生きていけず、やってしまった過ち、それによって受けた仕打ち、怒りなど「運命って何!?」と、つい周りのせい、時代のせいにしてしまいたくなる現実に、「信じる」という事を肌で感じたことで自分を変えていったジャン・バルジャン。
法律に忠実で何も考えないで働くジャベールのような人もいます。
工場を解雇され人生が転落していくファンティーヌのような人もいます。
テナルディエのように、誰かを騙しながら生きていく人もいれば、困っているジャン・バルジャンに無条件に手を差し伸べる司教のような人がいるんです。
コゼットと過ごすことで愛を感じながら、波乱の人生を生きるジャン・バルジャンの姿に心うたれます。
心に残る台詞
☆無知と悲惨のあるかぎり 本書も無益ではあるまい ヴィクトル・ユゴー
観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた
もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…
スポンサーリンク
この記事のQRコード
ブー子