(更新 2015.11.18)

8点『赤い風船』不思議な友情物語

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1953年, フランス, 35分

あらすじ

少年・パスカルが学校に行く途中、街灯の上にひっかがっていた大きな赤い風船を見つける。学校から帰る時も、雨に濡れないように大事にする少年に、風船は窓から捨てられても、少年そばを離れず、後をついてくるようになる。それを見た学校の子どもたちは、その様子に興味津々。次第にエスカレートし、風船を捕まえようと、追い掛け回すようになる…。

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印象的なシーン

☆風船を口にくわえて街灯を下りるシーン
☆バスに乗れず風船を見上げるシーン
☆風船を持って走るシーン
☆いろいろな人に傘に入れてもらうシーン
☆風船が集まるシーン

みどころ

風船の自然な動き

 
 

感想

何の情報を見ずに、鑑賞。
ザラザラとした映像に、真っ赤な風船がとっても印象的な、不思議なファンタスティックな世界にすっかり引き込まれました。

主人公の少年パスカルくんは、監督アルベール・ラモリスさんの息子さんでパスカル・ラモリスくん。また劇中に、水色の大きな風船を持った女の子が、サビーヌ・ラモリスちゃんで、パスカルくんの妹さんだそうです。

パスカルくんと赤い風船のやり取りが、何とも微笑ましい。
セリフは少ないけれど、人差し指を風船くんに向けて何かを言っている姿など、心をくすぐられるシーンが満載です

ドキドキしたりハラハラしたり、ラストはちょっぴりジーンとさせられるハートウォーミングなお話です。

おまけ

※内容に触れていますので、知りたくない方は飛ばしてください。
ラストシーンは一体どうやって撮影したのでしょうか。
アニメの映画『カールおじさん 』が頭を過ぎりつつ、リアルな風船の動きや、その撮影方法が気になってしまいます。

窓から捨てられてしまった時はまさかの展開にびっくりでしたが、徐々にこの世界に引き込まれ、
手を話してバスに乗り込むシーンや、風船と騙し騙されながら学校に行くシーン、狭い路地を風船と走って逃げるシーンなど、大好きなシーンがたくさんになってました。

チャップリンの作品にあるような優しい音楽と、人の様子や町の様子が自然に描かれた、ステキな作品です。


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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ブー子