(更新 2015.10.21)

8点『おもひでぽろぽろ』ノスタルジックな大人のアニメ

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あらすじ
タエ子は東京の会社で働く27歳。夏休みを、姉の夫の実家がある山形で紅花摘みを手伝うことにし、夜行列車に乗り込む。移動中、思い出されるのは、小学5年生の頃の自分。彼女は、過去の自分と旅をすることになる…。

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印象的なシーン
☆姉妹喧嘩のシーン
☆のどかな田舎の風景
☆初恋?のシーン

感想
何度見たのでしょうか。テレビで放送される度につい見てしまう、ジブリ作品の驚異?!

実は、初めはそんなに好きではなかった、というのが正直な感想です。理由は主に2つ。1つは、27歳のタエ子がいて、小学校5年生の時のタエ子が一緒に旅をする?というところ。回想しているという事までは、すんなり理解できるのですが、「ところどころ現れる小さなタエ子やクラスメイトの姿」に迷わされ、混乱してしまうのです。そして、もう1つの理由が「キャラクターがリアル過ぎて馴染めない」というところ。アニメを越えて、もうドラマなんです。男性は、柳葉敏郎さんにしか見えません。(声優で参加されてます。)

しかし不思議なことに、何度か見るうちに、過去の自分と重ね出し、楽しく見ている自分に気が付きました。例えば、『姉妹の黒いバッグの話』。黒のバッグが本当は欲しいのに、意地を張るタエ子。その後、せっかく楽しみにしていたお出かけの日に、思い通りに事が進まず、機嫌を損ねて…、というくだり。なんだか、「わかるわかる」というエピソードが、いたる所に盛り込まれているではありませんか。「中二病」と伊集院光さんが名付けた言葉があるならば、これは「末っ子病」みたいな感じでしょうか。自分の思い通りにならなければヘソを曲げてもいいような、どの子にも現れる”わがまま”とは少し違った、末っ子特有の家族の扱い方がそこにある、あの症状です。決して自分も、そのような態度がいいと思っている訳ではないんですけどね。…話がそれましたが。何もかもがリアルに描かれている作品に、おそらく自分の思い出までもが、ぽろぽろ出てきて繋がっていくのが、この作品のすごいところではないでしょうか。
何も起こらないからこそ、味わえる不思議な魅力。初めて見た時よりも、次に見た時。その時よりも、そのまた次…、と、だんだんと好きになっていく作品の1つかもしれません。

おまけ
文字を打ったら「おもひでぽろっぽろ」ってなっちゃった。なんか、イメージ全然ちがう。。。


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい…

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ブー子