(更新 2015.10.22)

9点『リスボンに誘われて』人生を導くのは偶然だ…

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あらすじ
高校教師であるライムントは、いつも眠れぬ夜を過ごしていた。ある雨の日、橋桁に立ちすくむ女性を助けたことから、彼の人生を見つめ直す旅が始まる。

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心に残る台詞
☆「人生の一部しか生き得ないなら 残りはどうなるのだ?」
☆「我々は自己の一部を残して旅立つ・・・」
☆「人生を十分に生きた時 我々は自分自身へ旅をする・・・」
☆過去には触れず前に進むだけだ
☆彼が求めたのは欲望・満足と安心感
☆新たな空気と感動と味覚を分かち合おう

印象的なシーン
☆校長とのやりとり
☆眼鏡を新調するシーン
☆タバコのシーン
☆スイスのベルンやポルトガルのリスボンの街並み

感想
偶然が手にした古本から、自分を見つめ直す旅に出ることになった高校教師のライムント。

舞台は、現代のスイス・ベルンとポルトガルのリスボン。そして、1970年代の独裁政権だったポルトガルが背景に描かれている。

ライムントは、本の内容に共感し、著者であるアマデウという青年の、人生や世界観に感化され動かされていくと同時に、その今は亡き著者の、こんがらがっていた紐を、少しずつ解いていくことになる。それはまるで、彼の供養をしているかのような旅だ。
たった一人の女性に出会ったことから繋がっていく過去と現在。
パズルを一つずつはめ込んでいくように構成されているストーリーに、1度観ただけではピースが合わせられず、すぐに見直してしまった。
人生には、偶然のようで、必然的でもあるような出会いがたくさんある。この作品に出てくる、彼が書いたという精一杯生きた証のような言葉の数々は、きっと生きる活力を与えてくれるでしょう。

備忘録
登場人物などが書いてあります。知りたくない方は飛ばして下さい。
ライムント 高校教師。
マリアナ 眼鏡屋店員。
アマデウ 医者であり、ライムントに影響を与える本の著者。弁護士の息子。ファシズム(反体制派)。
メンデスを助けたことで街の人から裏切り者と言われる。
アドリアーナ アマデウの妹。兄を慕う。
ジョアン マリアナの叔父。元ピアニスト?1973年春に PIDE により監獄される。
ジョルジェ アマデウの親友。薬剤師。青果店の息子。アマデウがメンデスを助けてから?少し離れる。
エステファニア レジスタンス軍の隊員の名簿を暗記している。
PIDE=秘密警察 (ルイ、ルイス、メンデスら)
メンデス 悪名高き秘密警察の1人。市民に襲撃されたところ、アマデウに助けられる。
神父 アマデウを埋葬した人でもあり、12歳の時からの先生でもある。
サラザール 独裁者
1971年労働紛争
サラファル


観てよかったか?
5点 大変良かった!
4点 良かった
3点 ふつう
2点 ん~~~
1点 所々寝た(とばした)
0点 見るのを止めた


もう一度観たいか?
5点 もう何度も観てる
4点 観たい
3点 観るかも
2点 何とも言えない
1点 できれば他の作品を
0点 記憶から末梢したい...

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ブー子